今回のシャツ特集に関する過去の記事

素晴らしき古き良きアメリカ製のシャツたち①

素晴らしき古き良きアメリカ製のシャツたち②

素晴らしき古き良きアメリカ製のシャツたち③

 

店主も認める珍しい一着

今回紹介するシャツは

シャツはシャツでもポロシャツにカテゴライズされる一着です.

 

 

「こんな服,なかなかないっすから.」

と数多の洋服をみてきたヴィンテージ古着屋の店主をも唸らせる一着です.

 

では早速みていきましょう!

 

いつものごとく,タグから見ていきたいと思います.

《Kenney’s MENS SHOP》と書かれています.

 

このショップがどんなお店なのかということは分かりませんが,

地元の個人店のオーダー品とかでしょうか.

 

《フロリダ州マイアミビーチ》とも記載されているので,

旅行者向けに作られた洋服かもしれません.

となれば当時の富裕層向けに作られた高級服だったりして?

 

 

あくまで想像ですけど,

こういう想像を掻き立てるあたりも古着の魅力です.

 

襟元の生地の切り替えが特徴的なボーダーシャツです.

 

ワンピースカラーというのも珍しいかと.

ボタンは一つです.

胸元の開きは大きくないので,

このボタンは開けて着たいと思います.

 

左胸には小ぶりなポケットが付くのですが,

柄合わせはほぼ完璧です.

背面は前面同様のボーダー柄.

 

こんなデザインのシャツは見たことないです.

 

それに生地も変わっているんです.

伸縮性はありませんが,

ニットポロのような感じです.

画像からもわかるように生地の織りが特徴的です.

 

なんと表現したらよいのか適切な言葉が見つかりませんが,

とにかく凝った織りです.

 

年代に関してはよくわかりませんが,

タグの雰囲気からは1950~60年代くらい??

 

それでいて「ザ・古着感」を感じさせないこの佇まい.

こういう古着は大好物です.

適当にコーディネートを組んでもキレイ目にまとまりますから.

 

 

キレイ目にまとまり,

その上,おそらく誰とも被ることがない一着というのも古着の魅力.

 

 

デニムやスウェットシャツといったアメカジ王道アイテムではありませんが,

こういう少し変化球的な古着も,

服が作られた当時のアメリカのカルチャーを感じさせてくれるので,

とても面白いです.

 

デニムやスウェットみたいに数は見つからないけど,

注目度は王道アイテムより高くはないので,

古着屋のラックにひっそりと掛かっていたりしますしね.

 

サイズ感と着用感

このシャツの表記サイズは《L》です.

縮んでいるのかどうかはわかりかねますが,

フィッティングはコンパクトで,

今でいうS~Mサイズのサイズ感です.

瘦せ型の僕で丁度良いと感じる着用感でした.

 

着画はまたインスタグラムにポストしようと思います.

 

おわりに

なかなか珍しい古着のポロシャツを紹介しました.

非常に凝ったデザインで,

ある意味古着らしさを感じさせない,

とても気に入っている一着になります.

 

シャツを4回にわたって紹介してきました.

もう一着紹介しようと思ったのですが,

そろそろシャツばっかりの記事で

飽きてきたよっていう声が聞こえてきそうなので

今回のシャツシリーズの記事は一旦おわりにします.

 

でも1950~60年代頃のシャツは本当に面白いので

これからもちょくちょく取り上げていきます.