ボートアンドトートが有名ですが・・・

LLビーンのバッグで真っ先に頭に浮かぶものといえば《Boat and Tote》ことトートバッグになります.

なんでも西の爆買い王ことナカジー氏はミントコンディションのデラックストートを最近購入したとか.

また,古着仲間であるマサゴニア氏とカトー氏もヴィンテージのビーンのトートを愛用していることからもビーンを代表するアイテムであることに異論はありません.

さらに現行のトートも【MADE IN U.S.A.】であり続けることに好感をもてますね.

さてそんなブランドを代表するアイテムがトートバッグにはなりますが,今回スエード素材のショルダーバッグを購入したので記事にしたいと思います.

 

おそらく1980年代頃のものだと思います

タグ

内側に付くタグからみていきます.タグの下端がギザギザになっています.ギザタグだから1980年代とはならないみたいですけど,古いビーンのアイテムにはこのようなギザギザのタグがみられることが少なくありません.

僕のビーンのトートもギザタグです.

 

調べてみるとこのようなショルダーバッグは1970年代頃までみられた【筆記体タグ】の頃に多くみられるので,タグ等から推定するに1980年代頃に製造されたものと思っています.ただフォントが新しそうな印象もあるのでもしかしたら90年代かもしれません.

まぁ見た目はほとんど変わらないし,今回ゲットした個体は状態がかなり良いので満足しています.

 

バッグ本体(ボディ)

アメリカのアウトドアブランドを代表するだけあって,ヴィンテージのビーンは汚れやダメージがあるものが少なくありません.

しかしこの個体はパイピング部分に多少のスレはありますが,スエードはしっとりしており毛足の状態もかなり良いです.

外見からはビーンであることを主張するブランドネームが入っていないのも良いですねぇ.

バッグそのもののデザイン,形も良いです!

 

中に仕切りやポケットはなく,ただモノを突っ込むだけの潔いほどシンプルなつくりになっています.小さなポケットがついているとそれはそれで便利ですが,この潔さも良いですね.

 

ボディのベルト

フラップを留めるためのベルトはパンツのベルト同様,金具をベルトの穴に通して固定するタイプのものになります.素材はボディ同様スエードを使用しています.筆記体タグの古いものだとこのベルトがスムースレザーを使用しているみたいです.

デザイン性,便利さ,使いやすさを追求した現代では,見た目はこのようなタイプのベルトだけど実はマグネット式のボタンでフラップの開閉をするというものも少なくありません.

アナログ寄りの人間である僕は面倒だけどボタン式じゃないザ・ベルト方式に惹かれます.

 

金具

前出したフラップを固定する金具やボディとストラップを連結する金具,ベルトの長さを調節する金具はおそらく真鍮製だと思います.ブラウンのスエードとのカラーマッチングはシルバーカラーよりもゴールドカラーの方が断然マッチします.

 

ストラップ

ストラップはスエードが2枚重ねになるように縫製され,厚みがあり,耐久性はありそうです.

 

着画とサイズ感

ご覧の通りそれなりに大きさはありますが,大きすぎるということはありません.長財布,スマホを入れてもまだ余裕はあります.ちょっとしたお出かけにはちょうど良い大きさです.

ストラップをグッと短くしてハンドバッグ風に持っても悪くないでしょう.

 

おわりに

エルエルビーンのスエードショルダーバッグを購入しました.なかなか見かけない逸品だと思いますのでかなり満足度の高いアイテムです.

トートも良いけどちょっと変わり種なバッグも良いですね!!

デラックストートやレザートートが欲しいことには変わりありませんけどね(笑).