戦利品③
今回のヴィンテージ古着ツアー,最後の戦利品紹介になります.それは《マクレガー》のコーデュロイ生地のオープンカラーシャツになります.前回の古着屋巡りで《PILGRIM》のコーデュロイ開襟シャツを購入しているにも関わらず,またしても似たようなアイテムを購入してしまいました.好きなものは好きということで(笑)
では早速みていきましょう!
アメリカを代表するブランド《McGREGOR》
マックレガー(McGREGOR)はアメリカのファッションブランド。1921年にデビッド・ドニガー(David D.Doniger)がアメリカでブランドを設立。
スコットランドの伝統ある氏族であるMacGregor家の象徴であるタータンチェック・王冠・紋章をモチーフに使用したアイテムが特徴。
アメトラ(アメリカントラッド)テイストのウェアを発表し、薄手のスポーツ用のジャケット「ドリズラー」はマックレガーの代表的なアイテムとして知られている。
1875年、創始者デビッド・ドニガー(David D.Doniger)がイギリスに生まれる。その後、デビッド・ドニガーは1888年にアメリカに渡る。アメリカに渡った後、帽子の販売を手掛ける。
1914年、アメリカ政府のテキスタイルコンサルタントとして活躍。
1918年、スコットランドからゴルフソックス、ニッカポッカーズ、帽子などを輸入販売。イギリス伝統のマックレガー家のチェック・王冠・紋章を商品販売のPRに活用する。
1921年、マックレガーブランドをスタート。
1944年、スポーティでクリーンなマックレガーのスポーツウェアが、エスクワイアやN.Y.タイムズなどの誌面に掲載され、注目を集める。
1945年、ドリズラージャケットを発表。
1961年、日綿実業株式会社(現・双日株式会社)がライセンス契約締結。
1965年、日本におけるマックレガーの製造・販売に向け、ニチメン衣料株式会社(現・双日インフィニティ株式会社)が設立される。
引用文献:ファッションプレス
今も百貨店などで《マクレガー》のアイテムは見かけますが,ヴィンテージマクレガーアイテムの紹介記事なので1960年代までの歴史で留めます.
年代推測
タグ
ブランドネームに【WASHABLE】と【MADE IN U.S.A】とサイズ表記(ML)が入るだけのシンプルな刺繍タグになります.
1940年代以前は筆記体のブランドネームタグ,1960年代はタグの行数(記載内容)が増えるとのことなので1950年代頃のものと思われます.
襟
シャツの年代を推測するうえで欠かせないのが襟になります.
もう少し寄ってみましょう.
襟先は長く,袋襟となっています.袋襟も1950年代頃の特徴とされているので,これらのディテールからこのシャツは1950年代頃のものと考えられます.
全体像
おおよその年代が推定できたところで,全体像をみていきましょう.
ボルドーカラーになります.真っ赤ではなく深みのある赤なので落ち着いた印象を与えてくれます.
襟が大きいのが特徴でインパクトがあります.ボックスシルエットなのでシャツをインしなくても様になります.しかし,僕にとっては若干大き目なサイズなのでインして着用するつもりです.
コーデュロイ生地は使用感が少なく状態は上々です.
ポケット
左右の胸にフラップ付きのポケットがつきます.フラップと底がラウンドしたポケットです.
少し不良っぽさを感じさせる襟の形状とこの手のポケットの雰囲気がたまらなく好きです.
フラップをめくった画像になります.ポケットの上部の両端には三角形状にステッチが入り強度が増すように仕上げられています.
ポケットの大きさ的にはタバコの箱が入るくらいでしょうか.煙草は吸わないのでわからないですけど・・・.
僕の場合,車のカギを仕舞うのにちょうど良さそうです.
ボタン
樹脂製だと思います.シャツのボディカラーに合わせたボタンが使用されています.ボタンの欠損はもちろんなし.
値段も控えめでおススメ!
このシャツは状態抜群でサイズ的にも合う方が多いであろうと思われるのですが,昨今のブランドもののシャツと比較したらかなりお値打ちでした.
コーデュロイは雰囲気もあるし,季節感も感じられますし,なにより個人的にはむちゃくちゃカッコいいデザインだと思うのですが,デニムやチャンピオンのスウェット人気には勝てないらしく古着の中でもプライスは控えめです.だけどスウェットシャツより圧倒的にお洒落なので僕は断然こっちを推します!
レザージャケットとの相性は間違いないでしょう.またジーンズ,チノ,ウールスラックスといったアイテムにも合わせやすいです.
人気に火が付く前に一生分を買い集めようと思います(笑).
おわりに
今回の古着屋巡りで購入した《McGREGOR》のループカラーシャツを紹介しました.デザイン的にも秀逸で個人的にはイチオシのアイテムです!
次回は今回紹介したものの着画か,お仲間が購入した戦利品を紹介しようかと思います.
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