おとなヴィンテージ

ゴリゴリのアメカジスタイルは年齢的にもちょっと・・・って方に

おすすめなのが無地のウール素材のスポーツジャケット(通称スポジャケ).

僕も愛用していますし,なんといってもスタイリングしやすい!

クラシコ系のアイテムとの相性も悪くありません.

今回は僕が愛用しているスポジャケを紹介します.

 

推定1940年代頃のもの

年代はタグから推測しています.

僕のヴィンテージのバイブルである【ヴィンテージの教科書】によると,

「タグにそのアイテムを使うシチュエーションがデザインされていると1940年代~」とのこと.

今回のタグをみてみるとそんな感じのデザインとなっています.

そして購入したショップの説明等含めて1940年代のモノと推測しています.

 

ウール一枚仕立てのスポジャケ

カラーはブラックで裏地なしの一枚仕立てになっています.

使用感はほとんどない状態で購入しましたし,虫食いもなし!の状態でした.

購入後,ウール専用の洗剤を用いて手洗いしております.

 

両胸にフラップ付きのポケット

胸ポケットの下にもスラントポケットがつきます.

このポケットはハンドウォーマー代わりに最適です.

袖口は至ってシンプル.

 

 

つづいてバックスタイルをみていきます.

このジャケットの特徴はバックスタイルにあるのではないでしょうか?

生地の切り替えとアジャスターベルトの雰囲気が抜群にかっこいいです.

なかなかこんなカッコいいバックスタイルをしたジャケットにはみないです.

アジャスターベルトの金具に装飾があるとなお良かったんですけどね~.

アジャスターベルトあるなしではカッコよさは全然違うかと思います.

もちろん,アジャスターベルトなしスポジャケもカッコいいですけど.

 

アメリカ製の洋服だとTALON社製のジッパーやCROWN社製のジッパーなどがついていることが多いですが,

こちらのスポジャケのジッパーはLOGHTNING社製のものを使用しています.

LIGHTNING社製のジッパーはヨーロッパの洋服でみかけます.

ただ調べたところによるとカナダでも使われていたとのこと.

よってアメリカ買い付けのヴィンテージですけど,カナダ製なんじゃないかなって推測しています.

 

スタイリングはどうするか?

落ち着いた雰囲気がある一着なので,

シャツとスラックス,革靴にあわせるのが僕のスタイルです.

もう少し寒くなったら,さらにニットを着ます.

その上からこのジャケットを羽織ります.

何も考えなくても,そこそこまとまった着こなしになります.

 

このジャケットの難点をあげるとしたら・・・

ウール一枚仕立てで裏地がないので,チクチクすること.

しかもある程度の厚みがある服を着ないと,

このジャケットの場合,そのチクチクが解消されません…

これがなかったら最高なんですけどね.

でも,ある程度着込めば気にならないので,

薄手の長袖を2枚着たらほとんどチクチクしませんでした.

 

これからの季節にヘビロテする一着であることには変わりありません.

 

状態にもよりますがスポジャケはそこまで高くないものが多いので,

個人的にはおすすめなヴィンテージクロージングです.