ヴィンテージ古着で好きな分野
それがスポーツジャケット(スポジャケ)です.
過去に
記事に取り上げてきたことからもおわかりになるかと思います.
ショート丈なので股上深めのワイドパンツとも相性が良く,
ジャストサイズでビシッと着用すると
本当にカッコいいんですよね.
画像出典:Instagram
どちらもバックスタイルの画像ではありますが
背面にそれぞれ特徴的なプリーツの入ったスポジャケ姿は
本当にカッコいいです!
1930~40年代頃はこういったスポジャケはメジャーだったみたいで
いろいろなメーカーから販売されていたみたいですが,
ディテールは少しずつ異なっていて
どれも同じじゃないってところが面白いです.
そんなファッショナブルなスポジャケですが
当時の中心的なウェアであったにもかかわらず
1930年代から40年代頃のオリジナルを探しても
なかなか見つかりません.
今回紹介する《HERCULES(ヘラクレス,ハーキュレス)》の
ウール製スポジャケもタイミング良く出会えて
購入に至ることができた一着です.
巨人タグ!!
《Sears》のプライベートブランドである《HERCULES》ですが,
1930年代から40年代頃に使用されていたタグが
通称【巨人タグ】と呼ばれるものになります.
ブランドネーム《HERCULES》の後ろ側に
赤色の糸で人の形が刺繍されています.
タグだけで萌えポイントです.
ちなみに・・・
ホースハイドジャケットだと馬タグと巨人タグの両方を見かけます.
馬タグ
明るいところで撮影してしまったので色味が伝わりにくいですが,
ベースカラー緑のシャドウチェック柄になります.
腰部分にはウエストバンドとアジャスター,そしてプリーツが入ります.
アジャスターのバックル金具もいいアジ出してます!
プリーツに関してはただつまんで絞っただけって感じなので
あまり凝ったデザインとはいえません.
ただ,ザ・スポジャケ的な要素が詰まった一着であることには間違いありません.
フロントのジッパーは《CROWN社》のバネジップで
ジッパーエンドはコの字エンドです.
これがハトメだったらもう一発年代が古くなります.
ハトメのスポジャケも欲しいけど本当に見つからないっ!!
胸ポケットもジッパー仕様となっていますが,
MADE IN U.S.A.の刻印があることがわかるだけで,
会社名は刻印が不鮮明で読み取れませんでした.
これもボールチェーンだと一発古いディテールになります.
ボールチェーンのスポジャケも欲しいけど見つからないっ!
仕立ては裏地の無い一枚仕立てです.
以前紹介したMontgomery Wardのものは裏地付きでしたが,
ウール製のスポジャケは裏地の無い仕立ての方が一般的だと思います.
袖ボタンは一つ.
装飾性のあるボタンだったら良かったのになぁと思いつつも,
そもそもスポジャケ自体が見つかりませんから贅沢は言えません.
古いウール製品の宿命
古いウール製品につきものである虫食い・・・
残念ながらこのジャケットにも小さくて目立ちはしないものの
何か所もあります.
完品を求めると最早手に入れることは不可能に近いので
そこは妥協!
今シーズンはそのまま着用して
シーズンが終わったらかけつぎに出して
穴をふさいでもらおうと思っています.
何か所もあるから高そうだけど・・・
コーディネート
1930年代から40年代頃のスタイルを踏襲し,
ラギッドな感じで太目のスラックスに合わせようと思っています.
足元にはワークブーツと言いたいところですが・・・
ワークブーツは生憎持ち合わせていないので
オールデンのサービスシューズを合わせようと思います.
おわりに
《HERCULES》のウール製スポジャケを紹介しました.
いよいよ冬がはじまり,
ジャケット類が活躍する季節になります.
このスポジャケも例外なく今年の冬に活躍してもらおうと思います!
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