魅力的なヴィンテージジーンズですが・・・
ヴィンテージデニムの醍醐味といえば
もう手に入れることができない骨董品にも似た要素に加えて
その特有の色落ちにあるのではないでしょうか.
しかし,
これまで色の濃いヴィンテージのジーンズばかりに目を向けてきましたが,
古着全般,とりわけリーバイスのヴィンテージデニムは高騰が著しく
いよいよ簡単には手を出すことができなくなってきました.
まだまだヴィンテージジーンズは欲しいと思っているのですが,
ある程度揃ってきたし,
手を出しづらくなったということもあり
最近は1980年代から1990年代の濃紺USEDリーバイスに注目しています.
それに90年代頃ののっぺりと均一に色が落ちたジーンズが
縦落ちばかりに目を向けてきた僕にとって逆に新鮮みたいな.
とはいえこの辺りもジワジワと価格は上昇しており
狙うのであれば早めに越したことはないでしょう.
1980年代頃のリーバイス505-0217
これは以前記事に取り上げており,
コチラからその記事を読むことができますので
興味がある方は是非ご一読ください.
1996年製のリーバイス501-0115
購入したのは昨年の秋頃だったと思います.
製造国はアメリカ製.
これは外せないポイントの一つです.
表記サイズはW30L30です.
オリジナルのレングスで着用できるので
表記レングス30インチはうれしいポイントです.
内タグに記載された【0296】の数列から
1996年2月製であることがわかります.
このモデルは販売時より洗いがかかったもの(リンスモデル)で
縮めて穿く【SHRINK-TO-FIT】ではありませんが,
紙パッチは欠損しているものの
ほぼ未使用のコンディションで手に入れることができました.
販売時から洗いがかかっているこちらのモデルは,
【SHRINK-TO-FIT】のモデルと異なり
表記サイズがほぼ実寸サイズになります.
ミントコンディションなのでデニム生地の毛羽立ちは残っています.
中庸なストレートシルエットですが,
昨今の太目シルエットと比べると細めだと思います.
ヒップポケットは小さめ.
周知の事実ですがこの年代の裾の仕上げは初めからシングルステッチとなります.
そして当然赤耳ではない脇割り仕様です.
脇割りの場合でもセルビッジデニム同様
この部分のアタリがきれいにつくように
アイロンできちんと広げております.
赤タブ《イー》の文字も当然小文字.
501なのでフロントはもちろんボタンフライ.
XX期~ビッグE~66前期の頃とは生地感は異なり,
90年代頃ののっぺりとしたメリハリの少ない色落ちに育ちそうです.
前述しましたがそれが今逆に新鮮に感じているということで.
80~90年代のリーバイスのジーンズを使ったコーディネート
Sweater: Alan Paine
80年代から90年代頃を意識したスタイリングで,
厚めのタートルネックセーターをガバっと着用してみました.
足元は茶色の革靴でドレッシーさをプラス.
ザ・おっさんスタイルですが,こういうスタイリング好きです.
ざっくり系のニットにジーンズを合わせたスタイルは
90年代頃の映画にでてきそうw.
Coat: INVERTERE
Sweater: Inverallan
こちらは最近追加したインバーティアのダッフルコートとの合わせです.
冬ということもあり両画像ともセーターを合わせたコーデですが,
ジーンズとセーターの組み合わせって大好きです.
もちろんダッフルコートとの相性も抜群!
サイズによりけりですが
90年代のデッドの501は現在4~6万円弱くらいまで高騰しています.
しかしデッドでなければ濃紺であっても2万前後で見つけれるので
お財布にも優しくカジュアルにお洒落を楽しめるかと思います.
おわりに
1990年代,アメリカ製501を紹介しました.
ヴィンテージ一辺倒で
食わず嫌い的なレギュラーリーバイスでしたが
穿いてみると悪くない!
もちろんヴィンテージジーンズ好きであることには変わりないので
ヴィンテージジーンズも穿き続けると思いますけど
気軽にお洒落を楽しむならこれで十分かも.
年末にヴィンテージジーンズを購入している僕が言うのもなんですが
ヴィンテージに疲れてきた方には箸休め的な感じでおススメかと思います.
詳しくない人からしたらどちらも同じジーパンですからw.
それについ手が伸びるのはこういう1本だったりしますから!
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