2着目の《黒シャン》
ヴィンテージ古着の定番の一つであるブラックシャンブレーシャツ,通称黒シャンのシャツを追加しました.
過去のブラックシャンブレーシャツに関する記事は下記リンクよりどうぞ.
《DUBBLEWARE》のもの
今回手に入れた黒シャンは《DUBBLEWARE(ダブルウェア)》のものになります.
《DUBBLEWARE》は1920年頃にアメリカ・マサチューセッツ州ボストンで創業したブランドで,
古着屋ではワークシャツやカバーオール,ショップコートといったワークウェアを中心としたアイテムを見かけることが多いかと思います.
僕は《DUBBLEWARE》のワークパンツを所有しています.
タグ
刺繍タグ.良いタグが付いています.
古い洋服に付くタグってそれだけで魅力的に感じてしまいます.
年代的には1950年代頃でしょうか.
全体像
肩線が前方に走るのが特徴的です.
ポケットはフラップなしのボタン留め.
ワークシャツらしく着丈はやや長めです.
ディテール
主要な部分はトリプルステッチで,
堅牢な作りとなっています.
台襟付き.
袖ボタンは一つです.
ポケットは底部分がラウンドしています.
ポケットの横方向に入るステッチは耐久性を上げる補強の意味もあるのでしょう.
裾には何やら布のタグが付いていました.
が,ガーゼ状になっているので,
なんて書いてあるかは全く読めず.
マチ付きです.
しかも耳付き.
一着目の黒シャンとの比較
手前が一着目で,奥が今回のもの.
今回の《DUBBLEWARE》のものの方が黒味が強いです.
状態としてはどちらもノーダメージで良好です.
色味の違いはただ単に生地が異なるからだと思います.
画像左:一着目 画像右:二着目
ご覧の通り,今回の方がコンパクトなサイズ感です.
袖周りの生地の余りも少なく,
着用感はすっきりとした印象です.
着丈も《DUBBLEWARE》の方がやや短いです.
ポケットはフラップありとなし.
カテゴリー的には同じ黒シャンですが,
メーカーによってディテールが異なります.
カバーオール然り,
こういう微妙な違いがワークウェアの面白いところ.
興味がない方からみると同じ黒シャンのシャツですけどね.
おわりに
《DUBBLEWARE》のブラックシャンブレーシャツを紹介しました.
黒シャンといえばヴィンテージ古着の定番ではありますが,
近年見かけることも減ってきています.
とはいえ価格的にはずっとそこそこ高値を推移しているものの,
変動は少ない印象があるので狙い目かもしれません.
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