今回紹介する《USMC(アメリカ海兵隊)》のチノトラウザーズ(以下,マリンコチノ)も2021年購入品です.

古着仲間カトー氏に影響されて

最早古着仲間の域を越えて古着談義以外もする仲ですが,古着仲間である元セレクトショップスタッフこと《カトー氏》から「《ケツポケなしのマリンコチノ》を購入した」との連絡が12月中旬に入りました.

僕自身,某古着屋で目をつけていたマリンコチノがあり,その連絡を受けたことによりマリンコチノ熱が増幅,からの~年末の有休消費で古着屋に行った際にその熱を抑えきることができずお迎えすることになりました.

 

古着屋の値札に記載された実寸ウエストサイズが28だったから小さいかな~と思いずっと試着を見送っていたアイテムだったんですけど,試着したら股上が深いということもあり,ちょうど良いサイズというのが決定打となりました.

 

ちなみにマリンコチノは2019年のマサゴニア氏主催の古着オヤジmeetingの際にマサゴニア氏が試着したりもしています.

USMCのチノを試着するマサゴニア氏(2019年)

LEVI’S 506XXといったデニムジャケットとのコーディネートは間違いないないですね~.

ゆとりある太いシルエット

全体像

購入後,洗濯した直後の画像なのでシワシワですが・・・.

ご覧の通り太目のシルエットです.ただ,ジャストサイズで穿くことをモットーとしておりますのでウエストはもちろんジャストサイズです.

太目のパンツですがウエストをジャストで合わせているので太目のパンツでもだらしなさを感じさせることなくスッキリと穿くことができます.

カトー氏のマリンコチノはケツポケなしですが,僕のマリンコチノはフラップ付きのケツポケありです.

ものすごくマリンコチノの年代をざっくりというと・・・

年代が古い方からメタルボタン→ケツポケなし→ケツポケありという順ですが,これはケツポケが付くようになった初期のチノとのこと.

今回購入したチノパンの年代は1940年代後半から1950年代初頭??

 

軍物のチノパンで年代を選べるほど球数もない(特にマリンコは少ない!)のでグッドコンディションかつマイサイズのこの個体は迷うことなく購入です.

 

ディテール

マリンコチノの特徴としては画像のようにウエストのトップボタンを留めた際にトップボタンが隠れる点があります.

コイン?ウォッチポケットは両玉縁仕様.

ポケットの上には何やらアルファベットと数字のスタンプが押されています.

サイドシームはダブルステッチです.

穿き込んだ際にできるダブルステッチ特有の《アタリ》はほとんどなく,状態の良さがうかがえます.

内側に目を向けてみるとネームらしきスタンプが押されています.

トップボタン以外のマリンコチノの特徴としてはポケットの袋地が共地であることが挙げられます.

外観からは見えないディテールですが特徴の一つになります.

 

マリンコチノ最大の特徴

USMCのチノパンの最大の特徴としては一般的にみかけるUSアーミーのチノとは色が異なる点かと思います.

僕の所有する《U.S.ARMYの45カーキ》と並べてみました.

左がUSアーミー,右がUSMC

ご覧の通りUSMCの方が色が濃いです.

 

もう少し寄った画像で見てみましょう.

左がUSアーミー,右がUSMC

単体でそれぞれを見たら分かりにくいかもしれませんが,明らかに色味は異なります.

まぁ,興味がない方からしたら二つとも一緒にみえるかもしれませんが.

 

それにしても面白いですよね,それぞれの部隊によってそのユニフォームが異なるなんて.

結果としてこういう違いがマニアを生み出すわけですが.

ちなみに僕はミリタリーマニアではないので強いこだわりはありませんし,ディテールに関しても詳しくありません.あくまで着用することを目的としているのでディテールより状態重視です.

 

おわりに

《USMC(アメリカ海兵隊)》のチノパン,通称マリンコチノを購入しました.

USアーミーやUSネイビーと比べてマリンコープのアイテムは絶対数が少ないとされているので,気に入ったものに出会った時が買い時かもしれません.