11月突入
ブログのネタ切れ予防のため最近は毎週土曜日更新が続いておりましたが,珍しく祝日も更新します.暇つぶし程度に読んでみて下さい.
早いもので2021年も残り2か月をきりました.もうすぐ本格的な冬に突入です.というわけでしばらくは古いニットシリーズの記事が続きます.
古い年代のニットはその雰囲気がたまらなくカッコいいです.ただボリュームがあってかさばる上に手入れが面倒なのがマイナスポイント.でも結局は好きなものは好きということで良いのを見つけちゃうと買っちゃうんです.
第一弾は《HONOR KNITTING MILLS》のブラックカーディガンになります.
タグ
プリントタグになります.解れてしまってダメージがありますがなんとか判読は可能です.
《HONOR MADE》と赤字で書かれ,
その下に青字で《HONOR KNITTING MILLS》,《HAWLEY, PA》と記載されています.
《HAWLEY, PA》に位置する《HONOR KNITTING MILLS》というメーカーってことになるかと.
《HAWLEY, PA》はアメリカはペンシルバニア州にあるハーレイ(ホーリー)という自治区を指すみたいです.
ペンシルバニア州は東海岸の比較的北部に位置し,冬の寒さはそれなりに厳しいとのこと.ゆえにセーターなどのニット製品が作られたのも必然かと.
かの有名なWOOLRICH(ウールリッチ)もペンシルバニア州ですから.
《HONOR KNITTING MILLS》というメーカーに関しては詳しくはわかりませんが,当時のアワードセーター,レタードセーターなどの製造を請け負っていたメーカーなんでしょう.
こういったことを想像するのも古着の楽しみの一つです.
メーカーのラベルの下にはすでに破片しか残っていないラベルが付いていた様子がうかがえます.
黒っていうのが良いです
このカーディガンのお気に入りポイントの一つとして色が黒である点が挙げられます.嘘か本当か知りませんが,アメリカの歴史的な背景の影響もあってか黒のアイテムは何かと稀少とされているみたいです.
全体像
ミドルゲージ~ローゲージのシェーカー編みのニット製品は古いアメリカのニット製品によくみられます.
推定1940~50年代頃のカーディガンとなりますが,状態は非常に良いです.一番下のボタンだけ付け替えられていますが,ぱっと見はわかりません.
厚手のカーディガンとなりますので保温性は高いです.暖房の効いた部屋では暑いです.
ショールカラー(ヘチマ襟)のカーディガンもヴィンテージ市場で良く見かけますが,値段も高い上に僕にはあまり似合いませんでした.
オーソドックスなデザインの方が汎用性も高いですし,まず購入するなら普通のデザインを僕は推します.いつかヘチマ襟も欲しいですけど.
リブ
古いスウェットシャツにも共通しますが,袖のリブは長いです.リブは画像のように折り返して着用します.
袖のややフェードした感じは現代にニットでは味わえないヴィンテージ特有の雰囲気だと思います.
ボタン
ニットと同色である黒色のボタンを使用しています.ベークライトボタンだと思います.
ポケット
左右の腹部に切ポケット仕様のポケットが付きます.重量のあるモノを入れちゃうと型崩れしそうなのでポケットは飾り程度ととらえたほうが良いかと.
着丈
袖と裾の位置関係から分かるように程よく長めにとられた着丈はアウター感覚として着用するにはちょうど良い着丈となります.
ボリュームがそれなりにあるカーディガンとなりますが,ジャストサイズで着るとスッキリと見えます.
サイズ感
サクッと着画でサイズ感をお伝えします.
手抜きコーディネートで申し訳ありませんが,長袖のシャンブレーシャツの上から羽織ってみました.袖丈はリブをワンロールしてジャスト!着丈はお尻が半分くらい隠れるくらいです.
コーディネート
手抜きコーディネートの着画ではありましたが,この冬着るなら次のようなコーディネートを考えています.
ネルシャツやウールシャツの上からこのカーディガンを羽織り,パンツは黒のウィップコードトラウザーズ,靴はオールデンのサービスシューズ(53507)です.
おわりに
ニットシリーズ第一弾としてヴィンテージのブラックカラーカーディガンを紹介しました.メンテナンスに手間はかかりますが,お気に入りの一着になります.
現行には出せないアジのあるヴィンテージニット,おすすめです.
コメントを残す