NOS(NEW OLD STOCK)で見つけた一着

ヴィンテージショップのショーケースにディスプレイされていたブラックシャンブレーのパンツ.見つけた瞬間惹かれました.

雰囲気のある古いタグ付きのNOS(New Old Stock)品.しかも表記サイズはまさに僕のサイズ.

もう試着するしかないですね.

表記サイズよりも若干大き目なサイズ感でしたが,許容内のサイズ感.1%程度の縮みしかでないみたいなので乾燥機かけるか考え中・・・

ただ次いつ出会えるかわからないレアなアイテムなので迷うことなく購入決定です.

 

《BIG MIKE(ビッグ マイク)》ってどんなメーカー??

僕のバイブルであるワークウェアの決定版《Lightning Archives ヴィンテージ ワークウエア》によると・・・.

 

詳細は不明らしいです.メジャーなメーカーじゃなさそうですね.ただ比較的新しい年代になっても《BIG MIKE》のアイテムはみかけるので歴史ある息の長いメーカーであることには間違いなさそうです.

 

では詳細をみていきましょう.

 

全体像

ヴィンテージのブラックシャンブレーのパンツはデッドストック品であってもヤケがあったりすることが多々あります.しかし今回のパンツはほとんどヤケが気にならないくらいの状態の良さを維持しています.これも購入の決め手になっていることは言うまでもありません.

極太ではありませんが,ややゆとりのあるストレートシルエットです.

裾は幅が狭めなシングルで仕上げられています.

レングスがジャストサイズっていうのも良いですね.

 

ディテール

ノータック,ベルトループは細めです.

フロントはボタンフライ仕様です.このボタンフライっていうのが良いですね.1950~60年代頃になると基本ジッパー仕様になりますから.

コインポケットもつきます.

サイドポケットの取り付けはサイドシームと同一のラインとなっています(重なっています).

 

股部分はマチ付き.ここは以前紹介したウィップコードのパンツと同じつくりです.

バックポケットは左側はボタンが付きます.

片玉縁仕様でアメリカ軍のチノパン45カーキと似ています.

 

生地感

生地の厚みはそれほどなく,春夏向けの生地になるかと思います.よって残念ながらこのパンツのデビューは来シーズンになりそうです.それまでは部屋に飾って眺めるだけ(笑).

ただ僕の中では結構スペシャルな部類に入ってくる古着なので眺めるだけでも満足できてしまいます.

 

着画

実際に着用してみるとこんな感じです.股上は深めで,ストンとまっすぐに落ちるシルエットは武骨な印象を与えてくれます.

ウエストがジャストサイズの太目パンツが最近のお気に入りです.

おわりに

1940年代頃のブラックシャンブレー生地を使用したパンツを購入しました.

ヴィンテージでマイサイズに近いこの手のパンツをデッドストックの状態で入手することができるとは思っていなかったので,かなり満足度の高い一着です.