戦利品 その③
今回のヴィンテージ古着ツアーで僕が購入した最後のアイテムになります.タイトルからも分かるように『リー(Lee)』の名作『ウエスターナー 100J』になります.
「えっ!すでに持っていなかったっけ」と思ったそこのあなた!!正解です.
すでに持っています.でも,サイズ感を変えて持っていたいという思いが以前からあり,状態の良いものを見つけ,さらには年代も1960sと古く,狙い通りのサイズだったので購入してしまいました.どうやら思いを同じにする友人たちと古着屋を巡ると財布のひもは緩くなるみたいです.
てか前回戦利品として紹介したリーバイスの840B XXと思いっきり色だけでなく系統までもが被ってます.完全に病・・・.
そんなことはさておき,みていきましょう!
タグ
1959年に発売されたLeeのWESTERNERですが,今回購入したものは1960年代初頭のものと推測されます.
理由はタグから読み取ることができます.年代が新しくなると【Lee】のすぐ横に®やM.R.の文字が入るようになります.
参考までですが,1970sころのウエスターナーのタグになります.Leeの文字の横に®とM.R.の文字が入っています.
他にも古いタグの方には『UNION MADE』の文字が入っていたり,T.M.の文字が無かったりと同じウエスターナーなのにタグだけでもかなり異なりますね.『Lee』のフォントもやや異なります.
タグ一つでこんなに文章が書けてしまうヴィンテージ古着はやっぱり面白いです.
ピスネーム
ピスネームも年代を推測するうえで手掛かりになります.
今回のものは見にくいですが,Leeの文字のすぐ後にサークルR(®)の刺繍が入ります.いわゆる「M.R.なし」といわれるものです.
一方で1970年代頃のものには®とM.R.の刺繍が入ります.®のみの方が古く,®のみであれば1960年代のものと推定されます.
全体像と詳細画像
コットンサテンの生地が特徴のウエスターナーです.オフホワイトカラーはLEVISの840B XXと同様にクリーンな印象を与えてくれます.
両胸に配置された角がラウンドしたフラップ付きのポケットが特徴のウエスターナーはアイビーリーガーたちにも愛された洗練されたデザインです.
左の胸ポケットの中にはユニオンチケットが縫い付けられています.
後面の画像になります.裾にはアジャスターボタンがつきますが,機能的にはほぼ飾りといってよいでしょう.
アジャスターボタンは割れやすい素材なのか,ヴィンテージのウエスターナーでは欠損してしまうことが少なくないのですが,割れや欠損はありませんでした.
ヴィンテージのウエスターナーを購入する際には,このボタンの欠損やダメージがないかどうかを確認することをおすすめします.
襟には4本のステッチが入り,襟を立てて着ることもできます.Leeのデザインや着こなしに対するさりげないこだわり的なものを感じます.
着画
サイズ40なのでシャツの上からだとやや肩が落ちますが,着丈が短いのでオーバーサイズ感はあまり感じられず,これはこれでありです.
スウェットややや厚手のニットを着てジャストに着用できるようにと探していたのですが,172cm,58kgでは40くらいが良さそうです.
Leeのアイテムを多数所有しているわけではないので,断言はできませんがデニム生地じゃないLeeのアイテムは少し小さめかもしれません.理由としては,中にそこそこボリュームがあるものを着るならデニムジャケットなら38が丁度ですし,以前,オフホワイトのカバーオールとして有名なプリンストン大学のメモリアルカバーオールをシャツ1枚の上から試着した際は38がジャストだったので.
おわりに
LeeのWESTERNERを購入しました.中に着るアイテムによってサイズを使い分けていこうと思います.
これで今回のヴィンテージ古着ツアーで僕が購入したものは終わりになります.次回は『西の爆買い王』ことナカジー氏が購入したものを簡単ではありますが紹介したいと思います.
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