本当はページビューが伸びそうな土曜日に公開しようと思っていましたが,はやく紹介したい思いが強く,金曜日に公開しちゃいます!というわけで土曜日の記事はありません(でもブログネタを仕込みに行ってきます).

1940s LEVIS 503XXBの詳細

多少の色落ちはありますが,濃紺といって過言はないでしょう.片面タブでこれだけ色が残っているのはかなり貴重ではないでしょうか.

 

赤タブ

この画像は前回の記事で紹介していますので再掲となりますが,タブの表側だけにLEVI’Sの刺繍が入る片面タブになります.

レーヨン素材のタブはくるっと丸まり片面であることを主張してくれます.

 

パッチ

片面とくれば革パッチですよね!!レザーパッチは硬化してしまって残っていても破片だけ!!ってことも少なくないのです.

しかし今回のものは品番,サイズ表記ともに読み取ることが可能です.

レザーパッチの硬化はなく品番が503XXBであること及び表記サイズがW29L36であることが分かります.とりあえずこのジーンズを入手した後,すぐにレザー用のクリームを塗り込み,この状態を維持できるようにメンテナンスをしました.

 

トップボタン

ぶっちゃけ違いが良くわかんないです(笑).今後,推定革パッチの501ZXX,ギャラなし501XXと比較した記事でじっくり考察していきたいと思います.

裏側はドーム状にやや膨らんでいます.トップボタン裏に刻印はなく,ツープロング(ボタン取付用の爪)によると思われる痕がみられます.ツープロングは年代が古いものでみれれる仕様みたいです.

 

フライ(小股)ボタン

数は2個です.2個なのでたとえ革パッチがなくても501XXではなくて503BXX(503XXB)であることは断定できます.BXXかXXBかを判断するのは難しいかと.

片面時代にみられる文字の背景がフラットのボタンになります.

この辺りも後日1960年代の501XXと比較したいと思います.

 

隠しリベット

鉄製のものになります.このあたりも年代によって異なってくるので,後日考察したいと思います.

 

リベット

これは古いタイプにみられる小さめの字体ということでいいかと思います.

ここも後日,考察して記事にしたいと思います.

 

サイドステッチ

長いです!片面47モデルは一般的にサイドのステッチは長いことで知られており,この個体も例外なく長いです.右の方が少し長いかな?

ここも後日比較してみますね!

 

股の処理

大戦モデルだとここが切りっぱなしになっているとのことですが,これはきれいに処理されています.ただ,例外で47モデルの極初期(1946モデルと?)のものも切りっぱなしのものもあるとか.

 

ミミ(セルビッジ)

赤耳というよりはピンク色っぽい色をしています.

右の方が幅広です.アメリカ人のおおらかさを感じます.

 

全体像

糊がついた状態で穿き込み,ワンウォッシュしたって感じの印象を受けます.

こんな歴史的にも価値が高く,状態の良いヴィンテージジーンズですけど僕は穿きますよ!!フラッシャーのついたNOS(デッドストック)だとためらった結果,穿くことはできませんがコレはそうではないので!!

 

コレクションするのももちろん悪くありませんが,やっぱり着ないと勿体ないのですから.この教えはヴィンテージをこよなく愛し,たとえ大戦モデルであろうと惜しげもなく穿く草彅剛氏のものであります.

 

というわけで最後に着画です.

裾は長い(表記レングス36)のでロールアップは必要ですが,ウエストは少し余裕がありますがほぼジャストです.何よりヴィンテージジーンズしか出せないこの生地感と色合い,雰囲気などすべてがすごいです!!

流石に夏場を避けたり,普段着にしたりはしませんが,機を見つけては積極的に着用していきたいと思います.あとは太らないように自分の体型維持に努めていかないと!!

 

おわりに

1940年代片面タブの503XXBを紹介しました.僕の手持ちの501XXではありますが,年代によるディテール違いを後日記事にしたいと思います.

憧れは大戦モデルやそれ以前のモデルですけど,金銭的に無理なので片面を一つの区切りとしてデニムパンツの収集は一旦終了にしたいと思います.

そして僕の意思を西の爆買い王・ナカジー氏に是非とも引き継いでもらいたいと思います!!ちなみに僕も一旦終了と書きましたが決してあきらめたわけではないです,と予め言い訳を書かせていただきます.

デニム関係では,あとは506XXが手に入れば・・・と思っているのですが,気がつけば506XXも手が届かない価格になってしまっていますし,目標はあってもついつい他の物を買ってしまう悪い癖があるので,買えるかどうかは分かりません.