気がつけば結構持っていたダブルエックス

ヴィンテージデニムのコレクターには遠く及びませんが,気がつけば結構リーバイスのXXが集まっていたので記事にしたいと思います.

 

だぶるえっくすって??

XXは1965年頃までに製造されたリーバイスのデニム製品になります.1966年はXX表記が消えた年とされていますが,品番変更に伴う混乱を避けるために旧いXXの品番と新しい品番が併記されたダブルネームとなっています.ダブルネームの期間はごく限られた短い間だけとなるので,稀少性は高いです.

 

ヴィンテージリーバイスと僕

僕のダブルエックスの紹介の前にヴィンテージリーバイスと僕の歴史(←歴史なんて大袈裟な表現ですんません)を振り返ります.

僕がはじめてヴィンテージのジーンズを購入したのは大学生のときです.ヴィンテージリーバイスの王道といえば501ですが,購入したのは505のビッグEでした.名古屋・大須の老舗ヴィンテージショップ「GREAT」で購入したのを今でも覚えています.

残念ながらかなり前に手放してしまい手元にはないのですが,これが僕の最初のヴィンテージリーバイスといっても過言ないでしょう.

その後は1980年代の赤耳を買ったりはしましたが,ヴィンテージリーバイスを購入することはありませんでした.

就職してからはオーダースーツやジャケットに傾倒しました.そして一通りワードローブが充実してきたころからヴィンテージ熱が再燃しました.

バイト収入だけの大学生の頃とは異なり,それなりに自由に使えるお金があったのでNOS(デッドストック)の66前期とか,濃紺の501Big Eとかをわざわざ東京で買ったりしました.

そしてヴィンテージ好きあるあるである『より古いものがほしくなる病』を発症してしまうわけです.

簡単に言うと今回の本題であるダブルエックスに手を出しちゃうってことです.

 

最初に手にしたダブルエックス『501ZXX』

パッチは欠損していますが,ディテールから革パッチと推定される501ZXXが僕にとっての初めてのXXになります.メリハリが少ない色落ちですが,ぼちぼち色は残っています.

 

2着目のXXは『507XX片面』

507XX(通称セカンド)の片面が2着目のダブルエックスになります.レザーパッチの破片が残っています.ご覧の通り結構色が濃く残っています.

 

3着目は『507XX』をおかわり

507XXを持っているにもかかわらず,もう一着買うという普通の人からしたら異常な行動をとっています.より色が濃いものを見つけてしまい買ってしまったんです.

しかもまたしてもレザーパッチ!ディテールはほb紙パッチの時代のものなので革パッチと紙パッチの丁度過渡期のモデル,すなわち革パッチ最終モデルといえるでしょう.

レザーパッチがクシャっと縮んでいたので外してしまいました.片面の507XXよりこっちの方を好んで着ています.

 

4着目のダブルエックスは『1960s 501XX』

記憶に新しいかと思いますが,コロナが流行る前の2020年1月に東京・原宿に行った際に【マービンズ】で購入したものになります.

試着したらジャストサイズだったので即決した一着になります.これもそこそこ色が残っていて,これからも十分楽しめる一着です.

 

5着目のダブルエックス『片面503XXB』

そして5着目となったのが前回・前々回紹介した503XXBになります.

こうやって並べると,XXの中でも503XXBのオーラが半端ないです.ドス黒いヴィンテージデニム独特の色合いです.

さまざまな技術が進歩して不可能を可能にしてきた現代において,こんな雰囲気をもつレプリカジーンズは未だに不可能であります.そこがヴィンテージジーンズの魅力であり,ヴィンテージ好きにとって特別な存在であり続けるんでしょうね.

1年の間(正確には9か月の間)にXXを2着買うなんてヴィンテージに興味がない人からしたら狂気の沙汰で到底理解してもらえないと思いますが,高騰し続けるヴィンテージ市場を考えればその需要はあるわけで,わかる人には正気の沙汰として理解してもらえるはず!!

 

冒頭にも書きましたが世の中は広いわけで,大戦モデルのNOSやそれ以前のモデルのNOSを所有する方も大勢いらっしゃいます.僕なんか足元にも及びません.そんな方々からしたら僕の所有するダブルエックスなんてショボいですけど,頑張って集めてきたものなのでどれも大切なデニムたちになります.とりあえずあとは506XXが欲しい・・・.だけど・・・また別のXXを・・・.また近々紹介します.

 

おわりに

僕の所有するリーバイスのダブルエックスのデニムを紹介しました.デニム欲は満たされていますが,良い縁があれば引き続き追加していく所存であります.