【バブアー】に関する記事はこちらからどうぞ.

僕のヴィンテージバブアー

僕は現在2枚のヴィンテージバブアーを所有しています.

【ビューフォート】と【ゲームフェアー】です.

いずれも2ワラントのもので,1980年代のものになります.

 

今回はそんな2枚のヴィンテージバブアーを比較しようと思います.

 

全体像

上が【ビューフォート】,下が【ゲームフェア】になります.

サイズはともに34となります.

ビューフォートの方はオイルを抜いたので,かなりムラがあるように見えますが,実物はここまでムラはありません.

 

ご覧のようにゲームフェアのほうが丈が10cm弱長いです.

袖丈は若干ゲームフェアの方が長いです(ビューフォートはオイルを抜いたから短くなったかも).

身幅もゲームフェアのほうが若干あります.

 

 

ビューフォートはハンドウォーマーがあるのに対して,この時期のゲームフェアにはハンドウォーマーがありません.

 

また,狩猟用に作られたビューフォートは背部にゲームポケットがありますが,ゲームフェアにはありません.

作られた目的が異なるので当たり前といえば当たり前ですが…

 

カフ

袖口もゲームフェアの方がやや大きいつくりとなっています.

オーバーコート様のつくりであるゲームフェアのほうが全体的に大き目となっていますが,サイズを下げる必要性はないかと.

 

ポケット

フラップ付きのマチ付きパッチポケットというのは共通していますが,明らかにゲームフェアの方が大きいです.

 

フラップをめくるとさらに大きな違いがあります.

 

 

ビューフォートの方はよく見る形のポケットだと思いますが,

ゲームフェアの方はポケットの最上部の部分が折り返されています.

そのため,フラップを閉じなければより長いモノをポケットにいれることができます.

 

 

競馬鑑賞用につくられたのがゲームフェアとされており,

一説によると競馬新聞が落ちにくくするための仕様だったとか.

 

ゲームポケットにしろ,ポケットにしろ,こういった目的に応じたつくりの違いは面白いですね.

 

ポケットの中も異なります.

ビューフォートはチェック柄の裏地がはられていますが,

ゲームフェアは裏地なしです.

 

襟の形

今まで,気にしたことがありませんでしたが,襟の形も異なりました.

大きさはほとんど同じですが,ビューフォートの襟先が尖っているのに対して,ゲームフェアの方は若干丸みを帯びていました.

 

おわりに

2ワラント期の【ビューフォート】と【ゲームフェア】を比較してみました.

作られた目的によって仕様が異なり,よく考えられているなと改めて感じました.

狩りに行くことはありませんが,ゲームフェアを着て競馬を見に行くというのも乙ですね.