Liverano & Liveranoとは

紳士服が好きな方であれば知らない方はいらっしゃらないと思います.

リヴェラーノ&リヴェラーノはイタリア・フィレンツェを代表する

サルトリアであることは周知の事実ですね.

フィレンツェ特有のジャケットのフロントにダーツをとらない仕立てをハウススタイルとしています.

 

そんなフィオレンティーナスタイルはエレガントさが際立ちます.

 

先日紹介したセミナーラもフィレンツェを代表するサルトリアであり,

リベラーノ&リベラーノ同様の仕立てとなっております.

 

余談になりますが新婚旅行の際にフィレンツェを訪れたのですが,

Liverano&Liveranoの前を通った時は感慨深いものがありました.

 

そんなサルトリア・リベラーノを仕切る店主アントニオ・リベラーノ氏は

御年80歳を超えて未だに現役であります.

いつまでも元気で活躍していただきたいものです.

 

そして最近のLiverano&Liveranoのニュースといえば

リベラーノ氏の片腕といっても過言でないカッターのチェマル・セリミ氏が

独立されたということでしょうか.

今後の動向が気になるところです.

 

 

話を本題に戻しまして,

今回紹介するのはそんなフィレンツェを代表するサルトリア

Liverano&Liveranoのジーンズとなります.

 

 

Liverano & Liveranoのジーンズ

実はこのジーンズを作っているのは日本のブランドなんです.

ご存知かと思いますが「FUJITO」が作っています.

 

FUJITOのデザイナーである藤戸氏がリベラーノ氏と計り知れない試行錯誤の末に完成したジーンズです.

 

 

バックポケットはLEEのような形をしています.

ステッチ等はなく,極シンプルなデザインです.

 

パッチはレザーです.

分かりにくいですがLiverano & Liveranoと型押しされています.

 

シルエットはストレートです.

穿き皺がついていてすみません.

 

 

見た目は本当に普通のストレートですが,

穿いた時のシルエットは美しいです.

 

どこが美しいかというとヒップの周りのラインが美しいんです.

ただ置いてあるだけではわかりませんが,

穿いた時に,ヒップの周りの生地がもたつくことなく,

きれいに体に沿います.

そして,大腿までのラインが美しくでます.

膝から下はテーパーすることなく,

ストンと落ちます.

 

細くないジーンズですが,腰から膝にかけては本当にスッキリしています.

これは穿いてみないとわかりません.

 

さすがはリベラーノ氏監修のジーンズです.

仕立て屋さんがつくるジーンズはアメカジジーンズとは一味違います.

 

 

ヴィンテージのリーバイスのジーンズを

ジャケパンスタイルに合わせることが多々ありますが,

エレガントなラインを描くこのジーンズの方が

ジャケパンスタイルには相性がいいです.

 

 

 

生地はシャトル織機で織られるセルビッジデニムが使用されております.

ジーンズ好きなら欠かすことができないポイントですね.

 

オリジナルの裾はシングルステッチでしたが,

あえてユニオンスペシャルによるチェーンステッチで裾上げしています.

 

ちなみにフロントはボタンフライ仕様となっております.

 

 

着用回数はあまり多くないので,

まだまだ生地は毛羽立ち,色も濃いです.

 

ただ,色をあまり積極的に落としたいジーンズではないので,

ゆっくりと育てていきたい一本です.

 

まとめ

Liverano&Liveranoのジーンズはシルエットが秀逸.

ジャケパンスタイルにぴったりな一本です.

ちなみにこのジーンズはソブリンハウスや

限られた一部のショップで購入可能です.

 

通販が可能かどうかはわかりませんが,

興味のある方はショップに問い合わせてみてはいかがでしょうか.