戦利品紹介
前回の記事では《2021年春 古着屋巡り》の流れを紹介しました.
今回より数回に分けて戦利品を紹介していきます.
今回紹介するのは《セールスマンサンプル》になります.
セールスマンサンプルって?
読んで字のごとく,セールスマンが営業に行く際に持っていった製品サンプルになります.
セールスマンは広大なアメリカを販路拡大のために移動しなければなりません.当時の鞄はおそらくトランクケースでしょう.当然,トランクケースに入る物の量は限られてしまいます.いかに自分たちの製品を売り込むかを考えた末に考え出されたのが実物の生地を使用した小さな製品サンプルになります.サンプルなので実物とのつくりは異なりますが,製品の雰囲気は十分に伝わってきます.
サンプルなので実際に販売されてはおらず,当然,サンプルの方が生産数は少ないでしょう.故に貴重です.
購入目的は?
ずばりインテリアとしてです.以前よりセールスマンサンプルを額装して飾ったら部屋の雰囲気がグッと増すだろうなと考えていたんです.
大須に行ったら必ず訪れるヴィンテージショップにそのセールスマンサンプルがあることはチェックしており,密かに狙っておりました.
そしてついに今回購入に至ったわけです!
ロングLボタンが嬉しい《Lee》のサンプル
付いているだけでうれしい《リー》のディテール「ロングLボタンになります.見ての通り「L」の下がグイーンと長くなっていることからそう呼ばれています.「e」の文字が斜めになっているから「転がりe」と呼ばれることも.
「ロングL」ボタンも年代によって微妙にフォントが異なっておりますが,「Leeマニア」ではないのでこのボタンの年代がいつのものか正直僕にはわかりません.1940年代頃のに似てると思ってはいるのですけどね.
色落ちがすばらしいオーバーオール
こちらがセールスマンサンプルの全体像になります.
ちゃんとトリプルステッチになっています.つくりが細かいですねぇ!
そしてセールスマンとともに旅をしたからか,サンプルのくせにエイジングが進んでいます.このLeeっぽい色落ち具合が何とも言えない雰囲気!
真っ紺のサンプルも素敵ですが,色がフェードしたサンプルも良い表情をしています.
オーバーオールのサンプルにはバックポケットもちゃんと縫い付けられています.
中には《ハウスタグ》のつくサンプルもあるみたいですが,僕の購入したものにはタグは縫い付けられていません.
《ハウスタグ》がついていたらあえて後ろ向きに額装しても映えそうですね.
現在額装用の額を探し中
早く額装したい気持ちはやまやまなのですが,肝心の額がないのでクローゼットにこのサンプルは待機しています.本当はアンティークの額が欲しいけど,ジャストサイズのアンティークの額を見つけ出すのは至難の業なので,その辺は妥協しようかなと・・・.
A4サイズの額で収まるので,額装代もそこまでかからないのがこのセールスマンサンプルの良いところであったりもします.
気になるお値段は?
約1万円です.絵画に比べれば安いもんでしょう.それに1940年代頃の古い《Lee》ものと考えればそれくらいの価値があってしかるべきかと.
いつかは欲しい《ロングL》のカバーオール
話は反れますが,いつかはロングLのカバーオールが欲しいものです.もちろんジャストサイズのやつ.見つかるといいなぁ~.
おわりに
一つ目の戦利品を紹介しました.部屋の雰囲気をグッと上げること間違いなしのセールスマンサンプルはインテリアとしてのおススメですよ!興味がある方は古着屋に行ったときにチェックしてみてください!
次回からはインテリア関係ではなく,古着の戦利品になります!しかも気が付けば全部ミリタリーアイテムでした~(笑).
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