【Le Mont St Michel (ル モンサン ミシェル）】のブルーモールスキンワークジャケット

まずはじめに

2020年2月22日に発売となった【ニューバランス　M1300】ですが，残念ながら入手することができませんでした．そしてかわりにヴィンテージアイテムを購入してきました．

モールスキンのジャケット

そう，タイトルからわかるように，ル モンサンミシェル製ブルーモールスキンのジャケットを購入しました．

過去にヴィンテージブラックモールスキンのジャケットを購入した際の記事は下のリンクからどうぞ．

【Le Mont St Michel (ル モンサン ミシェル）】のブラックモールスキンワークジャケット

前回 の続きで,今回は購入したモノを紹介します. ちなみに今回購入したものはこれだけになります. タイトルからもうおわかり. フレンチヴィンテージの代名詞的存在【モールスキンジャケット】です. 【モールスキン（moleskin）】 mole＝モグラ　skin＝肌 モグラの毛皮のような肌触りが特徴の厚手のコットン生地, それがモールスキン …

 

最近，ヴィンテージのモールスキンジャケットに関する記事へのアクセス数がとても多く，皆さん探しているのかなぁなんて思っていた矢先，またしてもグッドサイズのヴィンテージモールスキンのジャケットに出会い，購入してしまいました．

今回はそのモールスキンのジャケットを紹介します！

 

決め手はメーカー・カラー・状態

購入の決め手はずばり製造元と色．ブラックに続き，いつかはブルーも欲しいと思っていたんです．そして見つけたブルーがおそらく最も人気があるであろうメーカー【Le Mont St Michel (ル モンサン ミシェル）】だったらもういくしかないでしょう！！さらに特筆すべき点がもう一つ，紙タグが残るNOS（デッドストック）！！

残念ながら紙タグは外れてしまっていますが，着るときに紙タグは取り外すものなので気にしません．

 

推定年代は？

ヴィンテージモールスキンのジャケットの年代のおおよその見分け方は胸ポケットの大きさや形状・ウエストポケットの形状になるかと思います．

今回購入したジャケットの胸ポケットを見てみましょう．

やや小ぶりで，Vポケと呼ばれるタイプのポケットになります．

つづいてウエスト部のポケットを見てみましょう．

こちらも胸ポケット同様，V字のステッチが入ります．

一般的に1930年代頃のモノは胸ポケットはかなり小さく（Vも深い？），1950年代以降はポケットのステッチがV字ではなくまっすぐになります．

よって1940年代～1950年代初期のものであると推測しています．

 

Instagramより引用

参考までにですが，推定1930年代のジャケットになります．Vが深く，胸ポケットは小さいです．

 

全体像

NOSなので水は通っておらず，着込んでいくには最高の状態！80年近く前の服にこの状態で袖を通せるなんて贅沢な話ですよね．

生地はしなやかで，やや光沢があります．

 

ディテール

ポケット

胸ポケットとウエストポケットに関しては前述のとおり．この他，内ポケットが付属します．

内ポケットにはブランドネームのタグとサイズタグがついています．

 

タグをアップでみてみましょう！

ブランドネームタグにはお馴染みのモンサンミシェル！やはり良いですねぇ，このタグ．そして特筆すべきなのは刺繍であること．年代の古いモノは刺繍になるみたいです．この辺りは後日ブラックモールスキンのジャケットと比較をした記事を書くのでその際ふれます．

サイズは42でS~Mくらいのサイズ感ですが，水を通すと縮みがでるので実際はSくらいになるのかなぁ．NOSだとこの辺りのサイズ選びが難しいです．ポイントは袖丈になってくると思うので，この時点で袖丈が短いようなら控えたほうが良いと個人的には思います．水を通した後のサイズ変化も後日記事にできればいいかなぁと思います．

 

覚書用として水通し前の実寸サイズを計測しました．

平置きで肩幅が45cm，身幅が51cm，袖丈が62cm，着丈が72.5cmでした．

 

フロントボタンと袖のボタン

黒色です．素材は何になるのかなぁ．尿素樹脂？でいいのかな。ちょっとわからないです．メタルではありません。

 

縫製も丁寧でつくりはかなり良いと思います．

 

着こなしは？

ジャケットの下はシンプルにシャツを着るのが良いのではないでしょうか．パンツはジーンズ・チノパン・軍パン・スラックスなどなんでも合いそうです．個人的にはM47を合わせるスタイルが好きですけど，そうするとガチガチのフレンチスタイルになります(笑)．

 

気になるプライスは？

30000円です．2010年くらいは，1950年代くらいのNOSが15000円くらいで販売されていたみたいなので，やはり価格は上がってきていると言わざるを得ませんが，1940sのNOSでこの値段だったらアリではないでしょうか．現在はUSEDでも50000円の値を付けているショップもあるくらいですから．

やはりモールスキンのジャケットが気になる方は，フランス軍のM38モーターサイクルジャケットのように価格が異常高騰する前におさえておくべき一着になるのではないでしょうか．

 

おわりに

推定1940年代のル モンサンミシェルのモールスキンジャケット（ブルー）を購入しました．残すはダブルのモールスキンでしょうか．

次回は僕の所有するモールスキンのジャケット（1940sと1950s）を比較してみたいと思います．