戦利品紹介
古着屋オフ会で購入したものを,
順次紹介していきたいと思います.
今回はみんな大好きヴィンテージジーンズになります.
ヴィンテージのデニムパンツは
もうおなか一杯だと思っていたのに,
マイサイズに出会ってしまい
さらには納得のプライスとなれば
つい購入してしまいます.
購入したのはタイトルからも分かるように《Lee》のものです.
Lee 200
《Lee》のジーンズといえば《101》が最も有名だと思いますが,
その《101》は1972年頃に品番が《200》となります.
《200》の初期には
最終の《101》のウエスト部分の内側に縫い付けられていた
黒いタグがみられます(通称:サイド黒タグ).
そしてこの購入したものにもご覧の通り黒いタグが縫い付けられています.
よってこの1本は1972年頃に製造されたものと推測されます.
《LEVI’S(リーバイス) 501》でいえばビッグEから66前期に移行する年代です.
ワンウォッシュ程度の濃紺となればウン十万円でしょう.
しかしやはり《Lee》は《LEVI’S》よりも評価が低いのか,
ワンウォッシュ程度の極上コンディションにも関わらず
サイズが小さいこともあって納得のプライスで買えました.
あくまでも推測ですが
フロントポケットの生地の頑固な皺の入り方,
スレーキのクシャクシャ具合から推測するに,
前オーナーが一度穿いた後に乾燥機にかけたと思われます.
いかにも乾燥機にかけた感じの皺です.
その証拠になるかはわかりませんが,
サイド黒タグにクシャっと皺が入っています.
おそらくデニムは乾燥機にかけたことによって生地が縮んだ一方で,
黒タグは乾燥機による影響を受けずに縮まなかったのでしょう.
その結果画像のような皺が入ったと思われます.
そして縮んだが故に前のオーナーが穿けなくなり
その後誰にも穿かれることなく今日という日を迎えたのでしょう.
《Lee》は《LEVI’S 501》と異なり非防縮のデニム生地を使用していますが,
やはりアメリカの強力な乾燥機にぶち込むと縮むようですね.
あくまでも推測なので真相はわかりかねます.
さて,全体像をそろそろ掲載します.
ご覧の通りの濃紺,ワンウォッシュといっても過言ではない
素晴らしいコンディションです.
中庸なストレートシルエットです.
今回の1本はウエストのみならずレングスもジャストでした.
オリジナルレングスかどうかは定かではありませんが,
裾はチェーンステッチでした.多分オリジナルでしょう.
耳付きだったらうれしかったのですが,脇割りでした.
生地は《Lee》ではお馴染みの左綾織りです.
ザラっとした感じの荒々しい生地で色落ちも期待できそうです.
どんな色落ちするか楽しみです.
ジッパーはセミオートタロン.
ピスネームはRとM.R.入り.Leeのフォントも101の頃と比べて異なります.
参考までですが↑↑は101のピスネームになります.
101はバックポケットの裏に当て布があるとされていますが,
200なので当て布はありません.
穿くための下準備
せっかくの濃紺ヴィンテージジーンズなので
上手に色落ちさせたいところです.
穿き込み方に特に制限は設けませんが,
脇割り部分が閉じてしまっていては
サイドのアタリがイマイチになってしまいます.
画像のように閉じてしまっている部分があったので,
アイロンを当てて脇割り部分をキチっと開いていきます.
さらにウエスト部分も乾燥機によると思われる皺が比較的強く残っていたので
スレーキを中心にアイロンを当てて皺を伸ばしました.
これで穿く準備が整いました!
着画
すでに何度も着用しているのですが,
トータルコーディネート画像を撮影しておりませんので
屋内の試着画で失礼します.
ご覧の通りウエストレングスジャストサイズです.
ストレートシルエットで普通のジーンズですけど,
半世紀前のジーンズと思うと貴重な一本であることを再認識します.
おわりに
濃紺《Lee 200》サイド黒タグを購入しました.
年代的には1970年代前半となりますがそれでも半世紀前.
ヴィンテージジーンズを濃紺の状態から穿き込むっていうのは
なかなか躊躇してしまいますが,
現行のLVC+αくらいの価格で購入できているので
臆することなく育てていきたいと思います.
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