デニムジャケットに縁のある一年でした
今年はデニムジャケットに縁がありました.
《506XX(ファースト)》や《507XX(セカンド)》のような所謂スペシャルは高騰し過ぎて買えませんが,《557XX(サード)》,《70505 ビッグE》,《HERCULES》,今回紹介する《LEE 101-J》などを今想定される相場以下の価格で手に入れることができました.
息の長いモデル《101-J》
《101-J》はどうやら1930年代からあるそうです.そんな古いモデルは見たこともないので恥ずかしながら1930年代から存在することは知りませんでした.
ファースト,セカンド,サードとフルモデルチェンジを繰り返していくリーバイスのGジャンとは異なり,リーのGジャンは《101J》一本なのでブランドの衣類に対する捉え方としてはファッション性というよりは純粋なワークウエアとしての一面が強いのでしょうか.
他のモデルである《91-J》,《91-B》も見た目はほとんど同じですしね!
詳しくはこちらのサイトに記載されているので興味がある方は是非ご一読ください.タグから年代を推測する方法も記載されているので勉強になりますよ.
見た目がほとんど同じでも当然1940年代~50年代くらい《101-J》のプライスは高いわけですが,僕が入手したものは1960年代のものになります.
リーバイスの1960年代といえばギャラ入りXX~ギャラなしXX~ダブルネーム~ビッグEという年代になります.70505ですら真っ紺だと10万円に届く価格帯で販売されるこのご時世なのに,同年代の《LEE 101-J》ははっきりいってそのプライスは控えめです.
《リーバイス》のGジャン一強といっても過言ではない今の時期に1960年代の《101-J》を入手するのはアリでしょう!
といった考えの元,僕は購入しました.お得意のeBay(イーベイ)で.
高値を付けている出品者もいますが,時々ポロっと日本の相場以下で出てくることもあるのでそこをすかさず拾うって感じです.
前置きが長くなりましたが,早速みていきましょう.
タグ・ピスネーム
101-Jのタグの変遷をざっくりいうと赤タグ,三角赤タグ,三角黒タグ,黒タグです.
僕のものはもちろん黒タグです.黒タグも「UNION MADE」とか「M.R.」の表記の有無で年代が細分化されます.詳しくは上記リンク先を見てください.
今回のタグを見てみると最上段に《UNION MADE》と入り,《M.R.》は入りません.
よってこの個体は黒タグの初期~中頃といえそうです.
リーバイスでいうと最終XX(ダブルエックス)からダブルネーム頃に相当するかと.
60年代なのでピスネームは分かりにくいですがRのみです.
また画像から101-Jは左綾デニム生地を使用していることも分かります.
全体像
濃いです!ワンウォッシュとはいきませんが濃いです.
両胸にやや傾斜したポケットがつくお馴染みのデザイン.
背面下部の両サイドにはアジャスターボタンが付きます.
このアジャスターボタンは欠損していることも稀にあるので購入する際に確認すべきポイントかと.
ユニオンチケット
左胸のポケットにはユニオンチケットが縫い付けられています.
ボタン
《Lee RIDERS》の文字が入るボタンになります.
襟
襟裏の下部にはステッチが入り,立体感を出して着ることも可能です.
前のオーナーのアレンジ
内側をみると普段見ない当て布が・・・.
前のオーナーが内ポケットを付けていました.上手に縫い付けられているので表側からは分かりません.
色落ちが進むと内ポケットの形に沿ったアタリがついてくると思いますが,だからといってこの内ポケットを外すのも大変なのでそのまま着ようと思います.
内ポケットあると便利ですし(笑),こういうのも古着の楽しみ方かと.
着画とサイズ感
172cm,58kgがサイズ40をシャツの上から羽織りました.
多少ゆとりがあるのでスウェットシャツや厚手のセーターの上からも着用できそうです.
ですが,シャツの上から羽織るだけでもオーバーサイズ感は感じられません.
丈が短めなので多少身幅に余裕があってもオーバーサイズになることなくバランスがとりやすいのかもしれません.
おわりに
1960年代の《Lee 101-J》を手に入れました.
《リーバイス》が圧倒的な注目を集める中,いずれ《リー》が今まで以上に注目されるのは時間の問題だと思うので,今のうちにこの年代の《リー》を入手すべきだと個人的には考えています.
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