ERDL迷彩とは?

ERDLパターンとはアメリカ陸軍の技術研究開発試験所(Engineer Research and Development Laboratory; ERDL)によって開発されたカモフラージュパターンになります.ウッドランドカモの起源になったパターンで有名です.

1967年に米軍に採用されましたが,ベトナム戦においては一部の特殊部隊や特殊作戦に従事する組織への支給が優先され,一般の部隊への支給は限定的であったとされています.

ファティーグジャケットとERDLカモ

ファティーグジャケットといえばアメリカ軍を代表するアイテムで,アメリカ物を取り扱う古着屋に行ったら見かけないことはまずないです.

ファティーグジャケットといえばオリーブグリーンが基本かと思いますが,今回紹介するERDLカモのものをたまに見かけます.

ファティーグジャケットはそのディテールから1st~5thまでに分けられますが,3rd(1968年頃)まではノンリップの生地を使用しているのが特徴です.

前述のようにERDLカモは1967年に採用されているので,3rdパターン(ノンリップ)のERDLカモファティーグジャケットはかなりレアであるといえます.

 

ノンリップ・ERDLカモのファティーグジャケットは残念ながら入手できませんでしたが,4thパターンのものを手に入れたので今回紹介したいと思います.

 

グリーンリーフとブラウンリーフ

ERDL迷彩は色調の違いから【グリーンリーフ】と【ブラウンリーフ】に分けられます.

【グリーンリーフ】は古いものに多いといわれたり,低地用と高地用でグリーンとブラウンを使い分けていたなど諸説はいろいろありますが,僕はただの服好きで,マニアではないので興味がある方はググってみてください.

 

グリーンリーフの一着

今回僕が入手してものは【グリーンリーフ】のものになります.グリーンリーフを構成する色はグリーン・ライムグリーン・ブラウン・ブラックになります.

 

カモフラージュ柄であること以外は普通のジャングルファティーグジャケット同じです.

カモフラ柄ってとっつきにくそうなイメージがありますが,意外とあわせやすいです.

この写真ではリップストップ生地であることがよくわかります.

色がややフェイドしていますが,目立ったダメージはなく状態良好です.

サイズはSMALL REGULARです.スウェットシャツといった厚手のトップスの上に着るのにちょうど良いサイズ感かと.

1969年官給品です.

 

サイズ感とコーディネート

シャツの上から羽織っています.ちょっとゆとりがあります(特に腕回り)が,オーバーサイズ過ぎないサイズ感かと.袖丈はちょうどです.

なので先ほど書いたように少し厚手のトップスの方がしっくりきそうです.

パンツはお気に入りのアメリカ軍のチノパン,45カーキです.柄物のジャケットなのでシンプルなコーディネートをこころがけています.

 

おわりに

ERDLカモのファティーグジャケットを紹介しました.オリーブグリーンの無地のものも良いですけど,これも悪くないです!数も少ないので,見つけたら試してみる価値はあると思います.

(セスラ) SESSLER ジャングルファティーグジャケット(ベトナム後期型)A 581 XL-R OD(オリーブドラブ)
SESSLER(セスラ)