買っちゃいました
【THE REAL McCOY’S(リアルマッコイズ)】のワークライン【JOE McCOY(ジョーマッコイ)】のレザーカーコートをついに手に入れました!
といっても実は結構前に手に入れていまして,ブログネタが尽きた頃に記事にしようと思っていました.
しなやかなホースハイド
カタログには,このカーコートのホースハイドは「タンニン鞣しピグメント仕上げ」とあります.
そもそも「鞣し」を大雑把にいうと,レザーをしなやかにして扱いやすくすることをいい,「タンニン」は「渋」を指します.一般的にタンニン鞣しされた革はハリ・コシがあるとされていますが,このホースハイドのカーコートは無茶苦茶しなやかです.
僕が所有している【Himel】のホースハイドのコサックジャケットとはレザーの質が全然違います.注)ここでいう質は良し悪しのことではありません.
また鞣しの方法にはタンニン鞣しの他にクロム鞣しという方法があります.これは金属のクロム化合物を用いた鞣し方で,タンニン鞣しと比較して圧倒的にコスパに優れた鞣し方になります.
じゃあ,安いし,全部クロム鞣しにすればいいじゃんってことになりますが,タンニンを含んでいないので,エイジングしないことや,植物性のタンニン鞣しと異なり,金属を使用しているといったデメリットがあります.
エイジングしてなんぼなので,コスパは悪いけど,タンニン鞣しを採用していることでリアルマッコイズのこだわりをまず感じます.
一方,ピグメント加工とは簡潔に書くと特殊な溶剤で前処理したのち,染める技術らしく,表面だけ色をのせる加工らしいです.これは「茶芯」とよばれる経年変化に寄与するということでいいのかな?詳しい方がいらっしゃいましたらご教示ください.
まぁとにかく素晴らしいレザーなんです.
バッファローホーンのボタン
レザー以外にもこだわりを感じます.
ボタンはバッファローホーンを削り出したものを使用しています.なので同じボタンだけど,一つ一つその表情は異なります.
ライニングはウール
ライニングはウールなので最早今の季節着用することはできません.なので折角買ったのに,次のシーズンまでおあずけです(笑)
ウールだけどチクチク感は少なくて良いです.
今回はディテールについての記事にしてみました.
全体像や着用感・サイズ選びに関しては次回へと続けたいと思います.
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