まさかアートに興味を持つとは・・・

家を建ててから興味を持つようになったことがあります.

それはアート作品

まったくといっていいほど興味がなかったのですが,気がつけば家に何かアートを飾りたいと思うようになりました.そして家を建ててからしばらく経過してから「Raymond Savignac(レイモン・サヴィニャック)」のリトグラフを購入しました.

今回はそんなリトグラフの記事です.

 

サヴィニャックって誰よ?

多分,誰もがサヴィニャックの作品をどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?

レイモン・サヴィニャック (Raymond Savignac、1907年11月6日 – 2002年10月31日) は、パリに生まれ、94歳でカルヴァドス県トルヴィル=シュル=メールで亡くなったフランスのポスター画家。通常単にサヴィニャックと呼ばれる。特に数々の商業ポスターは今日のフランス文化の一部をなしており、シンプルな機能美とユーモラスな筆致が特徴である。

Wikipediaより引用

日本でもサヴィニャック展が開催されるほどの人気ポスター画家です.

 

リトグラフって何よ?

リトグラフ (lithograph, lithography) は版画の一種で、平版画にあたる。水と油の反発作用を利用した版種で、製作過程は大きく「描画」「製版」「刷り」の3工程にわかれる。ほかの孔版画、凹版画、凸版画などに比べると複雑で時間も多く要するが、クレヨンの独特のテクスチャや、強い線、きめ細かい線、筆の効果、インクを飛ばした効果など、描写したものをそのまま紙に刷ることができ、多色刷りも可能で、版を重ねるにつれて艶を有した独特の質感が出てくる。

19世紀頃、ヨーロッパで偶然から原理が発見され、以降ロートレックなどの画家が斬新で芸術性の高いポスターをこの方法で描いた。以前は巨大な石(石灰岩)に描いていたため石版画(石版印刷術、リトグラフィ)とも呼ばれるが、近年は扱いやすいアルミ板を使うことが多い。

Wikipediaより引用

乱暴に言えば要は版画で,〇〇/300みたいにシリアルナンバーが入ります.ただ,原画を忠実に再現しており,その完成度は素晴らしいものがあります.

原画はものすごーく値段が高いので,リトグラフであればよりカジュアルにアートを楽しめるってわけです.でもリトグラフもそれなりに値段は張りますし,リトグラフを作成する工房も様々(もちろん摺師も様々)でかなり奥が深い世界です.僕自身まだまだ勉強しなければなりません.

 

サヴィニャックとリトグラフが大体どんなものかってことがわかったの思うので早速,我が家に飾っている作品を見てみましょう.

これはサヴィニャックの出世作ともされている「モンサヴォン」のリトグラフです.サヴィニャックといえばコレといっても過言ではありません.原画は1949年に描かれています.

 

ちょっと間抜けな表情をした牛(失礼!)のポスターですが,コレ一枚でリビングの雰囲気が明るくなります!

 

こちらは1999年にムルロ(ムルロ―)工房(現 工房イデム))で刷られた一枚になります.

撮影条件のため暗く写っていますが,実物は本当に綺麗です.

ムルロ工房はフランスにあったリトグラフの工房なのですが,おそらく一番有名な工房で評判が高かった工房だと思います.ムルロ工房で刷られたリトグラフを収集する愛好家もいるくらいですから.

実は僕もその一人だったりして・・・

 

アート作品の難点

このポスターは実は結構大きく,100㎝×70cmくらいあります.なので必然的に額も大きくなります.しかも価値あるリトグラフなのでUVカットの額を準備したりすると,額装にかかる費用(数万円)もそれなりです.

実はこれ以外にもサヴィニャックのポスターを所有しているのですが,それも同じくらい大きいため保管時に結構スペースをとります(丸めて保管).

また,ヴィンテージ古着と同じで,どんどん収集したくなります.これが一番危険です.ただ,古着は着ると劣化していきますが,アート作品はちゃんと額装・保管すれば劣化することなく楽しめ,最終的には投資目的で所有できるメリットもあります.

 

おわりに

アート作品に関する記事を書きました.今は服が第一ですが,いずれこっちの世界が僕の第一になるかもしれません.ただ,素人同然なのでもっともっと勉強しようと思います.のめり込み過ぎには要注意な危険な世界です.