着用する前にメンテナンス
秋に購入したヴィンテージの【G-1 フライトジャケット】ですが,
状態は良いですが古着には変わりないので,
着用前に簡易的ではありますがメンテナンスを行いました.
我流の手入れですが簡単なので参考になれば幸いです.
・【G-1】購入時の記事はこちら
・【G-1】リブのリペアに関する記事はこちら
まずは汚れを落とします
市販のレザークリーナーをウエスに少量とります.
ウエスが汚れていてすみません・・・
まずは前面から.
クリーナーが足りなくなったら継ぎ足し,全体の汚れを落としていきます.
もちろん,フロントボタンを外して,
フラップの裏やポケットの中のレザー部分の汚れを落としていきます.
続いて袖.
そして背面.
襟裏も忘れずに.
1950年代のものですが,保管状態も良かったか汚れらしい汚れはありませんでした.
汚れを落としたらクリームを塗り込みます
僕が使用している栄養クリームはコレ.
今は【Collonil コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス】という名で販売されています.
スムースレザーの手入れには,とにかくこれが楽ちんなのでおススメ.
少量のクリームを指にとり(もちろんウエスを使用してもOK),
ひたすら塗り込んでいきます.
非常に伸びが良いクリームなので少量でかなりの範囲に塗布できます.
メーカーによると30cm×30cmに1ccらしいです.
このように使用開始前もしくは定期的にメンテナンスを行うことで,
洋服全体をくまなくチェックすることができ,
ダメージの有無や擦れてきている部分など細部にわたって確認できます.
このジャケットの場合,
状態は良いとはいえ,擦れやすい肘や
ポケットの角といった端部分は多少色落ちしていることが確認できます.
こういう部分は特に入念にケアしていきます.
前面と袖を塗り終えたところです.
ここでメンテナンスブログとして致命的なミスを犯していることに気づきました.
それはBEFORE/AFTERの写真を撮り忘れていること・・・.
さて,気を取り直して背中側にもクリームを塗りこんでいきます.
左半分クリームを塗りこんだ状態,右半分クリームを塗る前の写真です.
ぱっと見違いはわかりません・・・.
が,当たり前ですがクリームを塗ると艶が若干出ます.
触った感じも若干しっとり感が増します.
まぁ,劇的に変わることはないってことで,BEFOREの写真がないことをお許しください.
愛おしいステンシル部分もクリームぬりぬり.
とにかくジャケット全体にクリームを塗ります.
ブラッシングでクリームを均一にのばします
柔らかい馬毛のブラシでクリームが均一になるよう馴染ませていきます.
これでレザー部分のお手入れはおしまい.
リブのお手入れも忘れずに
リブも忘れずに手入れします.
虫食いがあったりしたのでリペアに出していますが,
自分でも一応お手入れしておきます.
といってもブラッシングしてスチームをあてるだけなので写真は割愛.
ボアも軽くブラッシングしておきました.
以上でプレメンテは終わりになります.
おわりに
ヴィンテージのレザージャケットって敷居が高い気がしますが,
状態の良いものであれば古くても,コロニルのクリームを使えば,
素人でもメンテナンスはそこまで大変じゃないと思います.
もちろん,手入れにこだわりだしたら此れにあらずで,
貴重なものであることには変わらないジャケットなので,
より良いメンテナンスができるよう勉強していこうと思います.
ロペス
いつも拝見させて頂いてます。
リブの虫食いをリペアに出されたとのことですが、どちらでリペアを出されたのですか?
私は先日MA-1を購入して同じく袖などに虫食いがあったのでリペア検討しているのですが参考にさせていただきたいと思っています。
ornekarne
ロペスさま
返信が遅くなり申し訳ありません.
私が出したところは洋服のリサイズ・お直しや,裾上げなど行なっているお店です.ショッピングセンターなどにあるようなリフォームショップではありますが,もう少し手広くリペア等まで行なっているお店になります.
きちんとお直しするのであれば,値は張りますがかけつぎ専門店をおすすめいたします.Instagramでtakumikaketsugiと検索すると私が古着屋でお勧めしていただいたかけつぎ専門店がでてきますので参考にしてみてください.