スタプレ購入

先日,ヴィンテージショップで

1970年代のリーバイスのスタプレを購入したので紹介します.

 

スタプレとは

リーバイス社がポリエステル素材にパーマネントプレスを施したパンツ.

1964年に誕生し,ノンデニムの代表格として知られています.

アイロンがけしなくても皺になりにくく,使用感がでにくいのが特徴です.

リーバイス社HPより引用・一部改変・加筆

 

 

スラックスのアイロンがけ,特にクリースの仕上げが苦手な僕にとって

パーマネントプレスは非常にありがたいです.

 

スタプレはスラックスと異なりカジュアル感が強いので,

ビジネス着としては適していませんが,

ジャケパンやドレスシャツとの相性は良く,

逆に適度なカジュアル感があるので

シャツの上からスウェット着たりして合わせても様になります.

スニーカーにだって革靴にだって合います!

 

以前,香港製のスタプレ(ビッグE)を所有していたのですが,

サイズがタイトだったこともあり手放してしまった経緯があり,

以来,古着屋を訪れたときは欠かさずチェックしているアイテムでした.

 

そんなスタプレですが,

ヴィンテージ市場ではここ最近数が減ってきているとのこと.

 

今回,幸運にもジャストサイズのNOSを見つけたので購入に至りました.

本当はコーデュロイパンツを探していたのですが,

コレをみつけてしまったが故,こちらの購入となりました.古着あるあるですね.

 

 

では,早速購入したブツをみていきましょう!

 

フラッシャー付きがNOSの証!

何気なく古着屋のパンツのストック棚を見ていた時に見つけたフラッシャー付きのパンツ.

レギュラー古着とヴィンテージ古着が混ざる中からみつけだした1着です.

LOT#は518-0839.

表記サイズはウエスト28インチのレングス29インチ

長身ではない僕にとっては正にゴールデンサイズ.

 

オリジナルレングスで穿くことにこだわる僕にとっては

ものすごく重要なポイントです.

 

 

そして注目はタブ.

嬉しいことにビッグEでした.

518は1971年に発売とされています.

ビッグEからスモールeへの移行が1973年頃とすると(リーバイス社は1971年としていますが…),

その製造期間は短く,貴重な1本といえるのではないでしょうか.

 

そして以前所有していたものは香港製でしたが,今回はアメリカ製でした.

 

 

フラッシャーが色あせていたので,

日焼けとか色あせがあるのではと思いながら広げてみると,

そういった感じがなく,状態としては良好です.

 

ジッパー周辺は錆びがでていましたが,可動性は問題なし.

生地自体がグリーン系統だったので,少々錆がついていても目立ちません.

ちなみにジッパーは「SCOVILL社」のものでした.

 

 

ここまでにおいてディテール,サイズ,状態すべてをクリアしているので,

試着しないわけにはいきません.

 

欲をいえばブラウン・ベージュ系が良かったのですが,

そこまでいっていると本当に見つからないのでそこは妥協.

 

 

早速,試着です.

 

シャツをタックインした状態でウエスト,レングスともに問題なし!

シルエットも細すぎず,太すぎずでいい塩梅!

 

こうなれば一期一会の古着は購入しないわけにはいきません.

 

即購入となりました.

 

全体像はこちら

中庸なシルエットは普遍的でいつの時代にも受け入れられます.

アイロンがけ不要とうたうだけあって,

製造から45年以上経過しているにもかかわらず

クリースはしっかりついているのに,まるで最近製造されたような佇まい!

 

その他のディテール

トップボタンは銅.

トップボタン裏の刻印は「9」

 

そして気になるお値段は15000+TAX円でした.

同年代のデニムに比べたら破格のスタプレ.

 

ヴィンテージ品なので,ショップによってその値付けは様々ですが,

デッドじゃなかったら10000円を切ります.

そして現行のスタプレが8000円(税抜き)くらいであることを考えると

状態のよいヴィンテージを見つけたら買うしかないですね.

 

 

まとめ

ジャケパンにもスウェットにも,スニーカーにも革靴にも合う,

それがスタプレ.

同年代のジーンズと比べたら価格は破格!

見つけたら買うべし!