申し訳ございません
まずは謝罪から.
【Himel Bros】のレザージャケットを購入した際に,
レザージャケットは当面買わないって宣言しましたが,
ウソになりました.この場を借りて謝罪いたします.
また,今後もレザージャケットを買い続けることをここに宣言いたします.
そして,A-2フライトジャケットが欲しいと言っておきながら,
G-1フライトジャケットを購入したこともここで謝罪いたします.
では,気を取り直して本日の本題に入ります.
なぜ【G-1】なのか?
あれだけ【A-2】っていっていたのに【G-1】となったにはいくつか理由があります.
【レプリカ】いいって言っていたのですが,【古着Meeting】の影響を受けてやはり【オリジナル】が欲しくなったことと,
状態のよい【A-2】は皆無?で
仮に状態がよいものが見つかっても手の届かない価格帯なので,
状態が良くてもまだ手の届く価格帯の【G-1】へと落ち着きました.
【G-1】の方が暖かそうだし,タウンユースとしても使いやすそうですしね.
U.S.NAVY G-1 フライトジャケットの歴史
今回購入したモノを紹介する前に,
【G-1 フライトジャケット】の歴史を簡単に学びたいと思います.
仕様や使っている素材が年代によって異なるので,
こだわるならこの辺りから勉強する必要があるかと個人的には思います.
注意!!以下個人調べなので間違っていた場合はごめんなさい
【G-1】は1930? or 40?年代に製造された【M-422】にはじまります.
品番を変えながら【AN6552】,【AN-J-3A】と続きます.
※【AN】は陸軍と海軍の頭文字をとったものらしいです
そして1948~51年にかけて製造された【55J14】となります.
この【55J14】がはじめて【G-1】とよばれるようになったみたいです.
品番(55J14)と呼称(G-1)があってややこしいですね.
さらに【55J14】という品番は【MIL-J-7823】へと変わっていきます.
ますますややこしくなるのですが・・・
【MIL-J-7823】は年代によってさらに細分化されます.
【55J14】も細かく分かれるみたいですが割愛しています
つまり古い順にならべると
1950年代【MIL-J-7823 (AER)】
~1961年まで【MIL-J-7823 A (AER)】
1961年~1963年まで【MIL-J-7823 B (WEP)】
1963年~1966?年まで【MIL-J-7823 C (WEP)】
1967年~1971年まで【MIL-J-7823 D (WEP)】
1971年~【MIL-J-7823 E (AS)】
となります.
今回僕が購入したモノのタグをみてみると
【MIL-J-7823(AER)】と記載されていることから,
【MIL-J-7823】となった初期,1950年代の代物であることがわかります.
また,コントラクトNOは「383S-88886」でWEBER SPORTSWEAR社が納入していると判断することができます.
【U.S. Militaria Forum】という海外(英語)サイトではさらにくわしくG-1について書かれています.
細かな仕様の違い(個人調べ)
- 【G-1】の最初期のものは襟裏に【USN】とステンシルが入る.
- ステンシルが入らなくなるとストームフラップに【USN】とパンチングが入るようになる.
- 【MIL-J-7823 A(AER)】以降?とそれ以前ではフロントポケットの形状がやや異なる.
- 【MIL-J-7823 B (WEP)】からフロントジッパーがリング型のジッパーに変わる.
- 【MIL-J-7823 D (WEP)】の途中から天然ムートンが人工ムートン(アクリル)に変わる. 1968年頃から順次切り替わっていると思います.調べた限り官給年が1967年のものは天然ムートンのみ,1968年は天然・人工ムートンが混在していました.
- 1970年頃からゴートスキン(山羊革)からカウハイドに変わっていく.
ざっと仕様の変化をまとめるとこんな感じでしょうか.
【G-1】購入に際しての絶対条件
僕の中でのG-1購入に際して譲れなかった点は,
そこそこ状態が良いこと,
天然ムートンであること,
パッチやパッチをはがした跡がないこと
の3つです.
そして,これらをクリアしたものが無事に見つかりました.
しかも【MIL-J-7823 (AER)】で!!
長くなったので次回詳しく購入した【G-1】を見ていきたいと思います.
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