ウィリス & ガイガーの名作ブッシュジャケット
前回につづき,
《ウィリス&ガイガー(以下,W&G)》の記事になります.
今回はブッシュジャケット(サファリジャケット)で,
ヘミングウェイジャケットと呼ばれているものです.
画像出典:USONIAN GOODS STORE
ブッシュジャケットといえば
ウエスト部分でベルトをギュッと締めるタイプが一般的だと思いますが,
ヘミングウェイはそれを嫌ったそうで,
ベルトのかわりにウエスト部分にゴムを仕込むことで
ベルトの役割を果たしています.
ヘミングウェイの要望に応えた《W&G》の名作です.
ベルトタイプのジャケットが似合わない!?
以前,W&Gのベルトで締めるタイプのジャケットを
ヴィンテージショップで着たことがあるのですが,
トレンチコート然りこういうベルト付きの洋服って
着こなせないんですよね.
ギュッとベルトを締めて(縛って)着ればよいのか,
ベルトを締めずにポケットにそのベルトを突っ込めばいいのか
はたまた垂らしたままでいいのか・・・
僕の場合,ベルトのやり場にどうしても困ってしまいます.
どうしてもギュッと締めて着ることに
気恥ずかしさを覚えてしまうのも影響しているのかもしれません.
こういった悩みを抱えているからか
鏡に映った自身の姿を見たときに
ベルトタイプの洋服が似合うとは思えないんです・・・.
そこで救世主となったのがヘミングウェイジャケット!
ヘミングウェイがなぜベルトタイプの敬遠したのかは知りませんが,
僕と同様にベルトタイプが苦手な方は
是非ともこのジャケットを試していただきたいです!
オリーブカラーの一着
タンカラーとオリーブカラーの2種類が展開されていたようですが,
こちらはオリーブカラー.
もうこの画像を見たらいろんなディテールが満載なのは一目瞭然です.
エポーレット,
ポケットが左右上下に4つ,
右肩部分にガンパッチ,
左胸のポケット上には薬莢入れ,
左腕には小さなポケット,
袖まくりをしたときに袖が落ちてこないように留めるボタン,
ウエスト部分のゴムによる絞り.
無茶苦茶手の込んだ一着です.
背面を見てみると
大きく入るプリーツがあり可動域を稼いています.
この大きなプリーツが特徴的でカッコいいです.
またベントは,センターベントになります.
各ディテール画像を下に載せておきますね.
タグはエンジ色になります.
1980年代から90年代頃になると思います.
紺色のタグもありますが,エンジの方が古いそうです.
アメリカ製.
香港製のものも見かけますが,
アメリカ製の方がなんとなくうれしいですよね.
コットン100%で,
《W&G》ではお馴染みのさらっとした薄手のコットンポプリン生地です.
サファリジャケットをクラシックスタイルに
画像出典:Instagram
画像出典:Instagram
スーツやジャケットスタイルのオーバーウェア(アウター)として
アウトドア要素のあるブッシュジャケット/サファリジャケットを
サラッと着こなす姿,かっこよすぎます!
西口氏はタンカラーの《W&G》ですね!
M65をはじめとするミリタリージャケットと
スーツを合わせている御仁もいらっしゃるわけなので
この手のジャケットが合うのも納得です.
とはいいつつも・・・
スーツやジャケットを着る機会というのが
コロナ禍以降激減しているわけでして,
僕は僕らしく古着に合わせる機会の方が多そうです.
これから暑くなっていくっていう季節に似つかわしくない画像ですが,
25年くらい前にフランス土産としていただいたウールのマフラーと
リーバイスの70505 BIG Eを合わせてみました.
Gジャンだとカジュアル感が強くなるので
Gジャンの下はドレスシャツやセーターを着て,
スラックスや革靴を合わせることで
クラシックな要素を取り入れたいです.
とにかく着こなしの幅が広がる
名作ジャケットです!!
またオリーブカラーも良いですが,
西口氏の着用するタンカラーも欲しくなります
W&Gの魅力
《W&G》は調べれば調べる程
いろんなアイテムがでてきますし,
「これでもか!」ってくらいディテールが凝っています.
それにアウトドア要素がありつつも
タウンユースにも使えるのが魅力かと.
《コンクリートジャングルにもマッチするブッシュジャケット》です(笑).
この動画を観ると《W&G》が欲しくなること間違いなしですよ(笑).
おわりに
《Willis & Geiger》の名作・ヘミングウェイジャケットを紹介しました.
クラシックな装いにもマッチする素晴らしい一着かと思います.
特にベルトタイプのサファリジャケットに抵抗があるって方には
おすすめできるかと思います!