ずっと欲しかった一着
それは《ブラウンズビーチジャケット》のウールジャケットになります.
完全に季節外れのアイテムですがお付き合いください.
画像出典:VOSTOK
《ブラウンズビーチジャケット》といえば,
1901年,アメリカマサチューセッツ州で設立されたブランドで,
コットンとウールの混紡生地である《ビーチクロス》で有名ですよね!
上の画像のように当時の
労働者が着ていたワークウェアのブランドになります.
それにしても良い写真ですよね.
これまで何度も《ブラウンズビーチ》のジャケットを
古着屋で見かけてきましたが
タイミング良く状態とサイズ感の双方に満足できる個体に出会えず.
実はこれまでに2回くらい他のアイテムと天秤にかけた結果,
他のアイテムを優先し見送ったことがあるのですが
現在そのことを猛烈に後悔していたりします.
サイズやコンディションを問わず,
年々古着屋で見かける頻度は明らかに減ってくるし,
それに伴い価格は上昇してくるし,
もう諦めていた矢先に
サイズと状態の満足できる一着に出会っちゃいました.
価格だけは致し方ありませんが,
これを逃したらもう出会えないと判断し
予算オーバーでしたが何とか資金をつくり
無事に僕の手元にやってきました.
ちなみに前述の「後悔」とは
「価格の上昇」であるということは言うまでもありません.
ベストも定番!ブラウンズビーチジャケット
《ブラウンズビーチジャケット》はベストも定番ですが,
画像出典:VOSTOK
ベストは画像上のようにシャツの上から着てもいいし,
画像下のようにウールのジャケットの下に着て,
ベストをチラ見せさせるだけでも様になる万能アイテムで,
大変おススメできます!!
また超有名な映画「タイタニック」でレオナルドディカプリオ氏が
ブラウンズビーチジャケットと思われるベストを着ているのは
有名な話なわけで.
タイタニックが沈没したのが1912年なので,
「貴重な初期のブラウンズビーチのベスト着てるやん!海に沈んでもったいないっ!!」って
つい思っちゃいます.
まぁそんなことを古着に興味がない人に言ったところで
「はぁっ!?」って
なるだけなので思うだけにして声にはしませんけど.
でもそんな僕の気持ちは古着仲間であるマサゴニア氏は
きっと受け止めてくれるはずです.
マサゴニア氏は関西で古着屋巡りをした際に
大阪が誇るヴィンテージショップ《ACORN》で
ブラウンズビーチのベストを購入されていますから.
画像出典:クラシコブログ
年代によって異なるタグ
ブラウンズビーチの洋服は
タグによって凡その年代を判別することができます.
代表的なタグを古い順に並べてみました.
1930年代~頃
画像出典:Feeet
1940~50年代頃
1950~60年代頃
やはり年代の浅い(といっても60年前ですが)タグのものは
他と比べて見つかりやすい印象があります.
今回の一着は・・・
タグ
僕が所有するベストと同じタグ(通称三角タグ)です.
幸運にもベストとジャケットの年代を揃えて手に入れることができました.
1940~50年代頃になりそうです.
襟付きの一番よく見かける3つポケタイプのジャケットになります.
このビーチクロスの生地感は唯一無二の存在感を放ちます.
状態はかなり良く,生地はふかふかで
目立つダメージや汚れのない素晴らしい一着です.
内側もスレはなく,
生地が薄くなっている箇所はみられません.
ボタンには《BROWN’S BEACH CLOTH》の刻印.
擦れて破れがちな袖口もきれいです.
ワークウェアなので酷使されていることも少なからず.
汚れやダメージがある個体が多い中,
本当にコンディションの良い一着を迎え入れることができました.
これでベストとジャケットが揃いました
探し求めていたジャケットを手に入れることができ,
ようやくジャケットとベストが揃いました.
しかも同年代のものを手に入れることができ,
満足度はかなり高いです!
ジャケットは実寸サイズから推測するにUSサイズ38くらいだと思います.
本当にこの大きさのものは見かけないので,
購入できてうれしく思っています.
おわりに
《ブラウンズビーチジャケット》のジャケットを紹介しました.
長い間探し求めていたジャケットなので,
手に入れることができてかなりうれしいです.
まだまだ先ではありますが,
次の冬が楽しみでならない一着です.
あとはノーカラーのブラウンズビーチのジャケット・・・
果たして見つかるのか・・・つづく???