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【Vintage】1960’s《LEVI’S(リーバイス)》557XX(3rd)が仲間入り【Gジャン】

防縮デニムが使用された一着

今からちょうど60年前の1961年に発売されたとされているリーバイスの《557XX(通称:3rd;サード)》を我が家に迎え入れることができました.

昨今のリーバイスのGジャンの価格高騰が著しいためサードですら買うのは無理と思っていたのですが,状態・価格ともに満足できる一着に出会うことができたので即決しました.

 

557XXの特徴といえば506XX(1st;ファースト)や507XX(2nd;セカンド)と異なり防縮加工が施されたダブルエックス生地が使用されていることになります.

その証拠として551XXや505と同様に銅褐色のボタンが使用されています.

またセカンドまでと異なり,ボックスステッチがなくなり,V字に切り替えられたデザインに変更となることでよりファッショナブルな印象を与えてくれます.

 

では早速今回迎え入れた一着を詳しく見ていきましょう.

 

パッチ

雑に扱うと割れてしまいそうですが,紙パッチは完璧に残っています.

ギャラなしです.

《MADE IN U.S.A.》の文字が入らないタイプの紙パッチです.

 

全体像

真っ紺までとはいきませんが,色は濃く残る極上品!

 

ディテール

均等V

ボタン裏の刻印はよくみかける《D》.

ダブルエックスなのでフラップポケット裏の生地はライトオンス.

フラップポケット裏の生地が表の生地と同じ生地だとダブルエックス表記がつかないただの《557》とされるのが通説.

 

ポケット裏の生地同様に裾と袖口のステッチは557XXと557を見分ける上で重要なポイントになります.

この辺はマサゴニア氏のブログに記載されているのでご覧になってください.

 

あとは506XX・・・.高すぎてもう無理かなぁ.

ちなみに両面革パッチの507XX(サイズ34)と今回の557XX(サイズ36)を重ねてみると557XXの方が若干身幅が狭いです.

着丈は557XXの方がわずかに長いです.ワンサイズの違いの結果ですかね.

袖丈は着丈同様に557XXの方がワンサイズ大きいこともあってか若干557XXの方が長め.

肩幅も着丈,袖丈同様に557XXの方がワンサイズ大きいこともあってか多少大きいです.

ワンサイズ違うにもかかわらず身幅がワンサイズ大きい557XXの方が細いというのはよりワークウェアというよりファッションアイテムを作り出そうとリーバイスが意識したということでしょうか.

 

着画

U.S.ARMYのチノパンとの組み合わせです.

172cm,58kgでサイズ36がジャストサイズです.

さすがに36はきついかなぁと思ったのですが試着したらそうでもありませんでした.袖はゆとりのあるつくりをしていますし窮屈な感じはありません.

セカンドと比べてアームホールの位置が高くないのでセカンドより着やすいです(注:セカンドはサイズ34).

 

また557は着丈の短さも特徴ですが,股上があるパンツだとベルトループは隠れます.

画像ではインにTシャツしか着ていませんが,ネルシャツを合わせて着ることが多いです.

 

おわりに

557XX(通称サード)を手に入れました.

昨今の人気のビッグサイズとは無縁のサイジングなのでビッグサイズよりも格段にお値打ちに手に入れることができました.

セカンド,サードと揃ったのであとはファースト・・・.うーん懐事情を鑑みるとなかなか・・・.

 

[ リーバイス LEVIS ] デニム ジャケット 557XX 1962年 3RDモデル 復刻版 米国製 70557-0004 リンス [ LVC ヴィンテージ クロージング ] (70557-0004 RINCE 【SIZE48/XL】)
Levi's(リーバイス)
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