2つ目の戦利品
絶対数が少ないとされている【USMC】のアイテムで,さらに状態が良いものとなると限られてきてしまいます.そんな中,USEDではあるものの目立ったダメージはなく,かつ程よく経年変化を遂げたカバーオールタイプの《P-47 HBTジャケット》を手に入れることができました.
【USMC】のHBTジャケットは《P-41》に始まり,《P-44》,そして今回紹介する《P-47》へとモデルチェンジしていきます.
後述しますが《P-41》と《P-47》の形は非常に似ており,《P-47》が《P-41》として売られていることもありますので注意が必要です.まぁ僕はミリタリーマニアじゃないのでそこまで気にしませんけど.
ちなみに《P-44》は西の爆買い王が昨年の夏に購入しています(上写真右).
ジャストサイズの《P-47ジャケット》
これまでカバーオールタイプの《P-41》または《P-47》をずっと探してきていました.ただ,なかなかサイズ・状態共に満足できる個体には出会えず.
一度だけミントコンディションの《P-41》を購入しましたが,やはりサイズが合わず手放しています.僕の場合,表記サイズ38でオーバーサイズになってしまうので34または36をずっと探していましたが,小さいサイズはまぁ見つかりません.
そんな中,ようやく出会ったのが今回購入した《P-47ジャケット》になります.ダメージらしいダメージはなく,試着したらジャストサイズだったので即決でした.
では,今回購入した《P47HBTジャケット》を見ていきたいと思います.
経年変化したヘリンボンツイル(HBT)
1950年代中頃まで採用されていた【ヘリンボンツイル(HBT)】は使い込んでいくうちに色は褪せますが,ヘリンボンの濃淡が新品と比較してよりくっきりとなり,雰囲気が増していきます.
《HBT生地》の後継となる生地はコットンサテン生地となるのですが,経年変化した様子は圧倒的に《HBT生地》の方が僕の好みです.もちろん綿100%のコットンサテン生地の経年変化も好きですけどね!
ダメージらしいダメージがない美個体
全体像の画像になります.
ダメージらしいダメージがなく,オイル染みなどの汚れがないHBTジャケットは本当に貴重です.このジャケットでダメージを挙げるとしたら生地を織る際についたと思われるわずかな織り傷くらいです.
ボタンの欠損もありません.それでいてサイズ34くらいの僕にとってのジャストサイズだったら買わない理由はありません.
打ち込み式のボタンを採用しています.
胸ポケットには【USMC】のステンシルもばっちりと残っています.
胸ポケットの上にはネームが入っていますが,解読はできませんでした.
このジャケットですが,購入してからヘビロテしています.気温も暖かくなりはじめた今の季節に羽織るにはちょうどいい万能アイテムです.
《P-41》と《P-47》の違い
さて,似て非なる《P-41》と《P-47》ですが,見分けるポイントはいくつかあります.ここではヴィンテージショップで見つけた際に簡便に見分ける方法を紹介したいと思います.
これは僕が以前所有していた《P-41》ジャケットになります.どうですか?《P-47》とぱっと見同じですね.
ただ,異なる点はいくつかあります.
注目すべきは胸ポケットの形状と閂ステッチの色です.この2つだけ見れば《P-41》と《P-47》は区別することができます.
《P-41》の胸ポケット
《P-47》の胸ポケット
《P-47》の胸ポケットは《P-41》と比較して丸みを帯びていることが分かります.また《P-47》の閂ステッチの色は生地と同系色ですが,《P-41》は白っぽい糸を使用しているのが特徴になります.
胸ポケットを見るだけで《P-41》と《P-47》は区別ができます.
おわりに
2つ目の戦利品【USMC】の《P-47 HBTジャケット》を紹介しました.カバーオールタイプのこのジャケットは使い勝手が良く,これからの季節に大活躍しそうです!というかすでにしています!!
着画は戦利品紹介がすべておわったらまとめて載せます!