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1970年代 アメリカ軍ユーティリティシャツ【OG107 SATEEN SHIRTS】

使い勝手の良いアメリカ軍のOG 107 ユーティリティシャツ

ブログ仲間であるマサゴニア氏も愛用しているアメリカ軍のユーティリティシャツを僕も愛用しています.今回はそんなユーティリティシャツに関する記事になります.

お手頃価格で使える羽織りアイテム、USMCユーティリティシャツ

今の時期、半袖でも暑いくらいの日もあれば今日のように長袖でも肌寒い日もあったりと、 日替わりで気温が急激に変わります 💦 そんな肌寒い日にオススメなのが、今回ご紹介する 1960〜70年代製のUSMCユーティリティシャツ になります🇺🇸 私がアメカジ古着に完全回帰した3年前に入手して以来、かれこれ3着も購入してしまうほど気に入ってます!  価格も6,000円〜7,000円が相場 …

 

OG 107 ユーティリティーシャツの歴史

そもそもOG 107って?

釈迦に説法ではありかと思いますが簡単に復習です.

【OG】オリーブグリーンのことで,【107】はアメリカ軍のカラーコードを指します.

1950年代にアメリカ軍の軍服の生地がHBT(ヘリンボンツイル)からcotton sateen(コットンサテン)に変更となっていることを考慮するとその歴史はかなり古いといっても過言ではないでしょう.

 

過去にHBTシャツの記事を書いていますのでよければどうぞ.

https://ornekarne.com/2019/09/12/u-s-army-hbt-jacket/

 

そして1977年までコットン100%のユーティリティーシャツが作られていたとされています.

以後は綿ポリの混紡の生地となり耐久性は向上しましたが,経年変化の面では面白みが薄れたと巷ではいわれているかと思います.

なので,ヴィンテージ古着好きであれば1977年まで製造されていたコットン100%のものを是非とも手に入れたいところかと思います.

ただ,そんなOG107コットンサテンシャツも年代によって袖や縫製に違いがあるのでミリタリーマニアの心をくすぐる奥の深いアイテムでもあります.

が,僕はミリタリーマニアではないので,状態の良いものに出会ったらディテールにあまりこだわることなく購入しています.

そりゃあ古いモノの方がなんとなくうれしいですけどね.

 

前置きが長くなりましたが,僕の所有するユーティリティーシャツを見ていきましょう!

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このシャツの正式名称は【SHIRT, MAN’S, COTTON SATEEN, OG 107 CLASS 1】らしいです.

1970年官給品で【J. H. RUTTER-REX MFG. CO., INC.】が納入していることがわかります.

 

全体像

オリーブグリーンカラーの飾り気のないシンプルなシャツです.

わかりにくいですがウエスト部はわずかに絞られています.裾はタックインしてもアウトしても良さそうですが,着丈が75cmほどあるので僕はタックインして着ることが多いです.

 

ステッチ

肩回りの縫製はダブルステッチで,他はシングルステッチとなっています.これが1970~72年頃に製造されたシャツの特徴でもあるらしいです.

これ以降は,簡素化され,すべてシングルステッチとなるそうです.

 

袖口

1964年までは筒袖とよばれるいわゆる剣ボロがないシャツでしたが,1965年以降はシャツ袖となります.ただ,結構簡素なつくりです.

 

ポケット

フラップ付きのポケットが左右の胸部につきます.左側のポケットにはペン差しがあります.

ボタンはBDUボタンを使用しています.

 

サイズ感は?

172cm・58kgですが,肩幅・袖丈にあわせて選んだので15ハーフを着ています.14ハーフだと肩がきついです.ただ,身幅はあるのでシャツジャケットっぽいフィッティングとなります.

 

知らないうちに値が上がっている?

気が付くとこのあたりもジワジワと値が上がっているようで,NOSで1万円前後くらい??

つかいやすい一着ですし,今後ジャングルファティーグジャケットのように値段が上がる可能性を秘めた一着になるのではないかと勝手に予想しています.

 

おわりに

シンプルな一着であるアメリカ軍のユーティリティーシャツは使いやすい一着ですし,所詮,軍物のシャツにすぎないので,子供と過ごす時など気兼ねなく使えます.また洗濯を繰り返すことにより色がフェードしていき経年変化も楽しめる一着だと思います.

個人的にはかなりおすすめです!

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