前回の続きで,今回は購入したモノを紹介します.
ちなみに今回購入したものはこれだけになります.
大須で購入したモノとは?!
タイトルからもうおわかり.
フレンチヴィンテージの代名詞的存在【モールスキンジャケット】です.
【モールスキン(moleskin)】
mole=モグラ skin=肌
モグラの毛皮のような肌触りが特徴の厚手のコットン生地,
それがモールスキン.
とにかく丈夫な素材なので,ワークウェアに用いられていたとか.
モールスキン生地は,はじめは独特な光沢がありますが,
着込むほどに光沢感がうすれてき,アタリがついてきて雰囲気がでてきます.
そんな魅力的なモールスキンのジャケットをここ最近探していて,
ようやく質・サイズ感が良いモノに出会えたので購入に至りました.
【Le Mont St Michel】のジャケット
今回購入したのは,フレンチヴィンテージに興味があれば,
誰もが一度は聞いたことがあるブランドと思われる【ル モン・サンミッシェル】のモノです.
モンサンミッシェルとはフランスの有名なワークウェアメーカーで,
1913年,モン・サンミッシェルの近くで営む事から,
【Le Mont St Michel】という名で服飾製造メーカーを始めたそうです。
当時は調理服や農作業服などのワークウェアを主に製造していましたが,
現在ではレディースのニットを扱うメーカーとなっているらしいです.
では,早速みていきましょう.
上の写真は,今回購入したジャケットの内タグです.
フランスの名所【モンサンミシェル】が描かれています.
若干のスレはありますが,着用感は感じられないコンディションです.
光の加減でアタリがついたように白くなっている箇所がありますが,
実物は白くありません.
NOS(デッドストック)とはいかないまでも,ちょっと着たくらいのものになるかと思います.
ポケットの感じから1950年代~のモノと推測されます.
胸ポケットのあたりは保管時の汚れが少しあるので,着用するシーズン前に洗おうと思います.
古い年代のフレンチヴィンテージにみられる襟の形は独特で好みです.
すこしフェミニンな感じがします.
多少,フェミニンな要素があるとワークウェアなのに上品さが増す気がします.
繰り返しになりますが,
生地の擦れやすい部分が白く写っていますが,実物は真っ黒です.
主要な箇所はダブルステッチで縫製されております.
ボタンもすべてオリジナルです.
襟にはサイズタグ.表記サイズは「46」です.SからMのサイズ感です.
171cm,57kgでやや厚めのインナーを着込んで羽織るとちょうど良いサイズ感です.
以前,購入しようかどうか迷ったものは,もう一回りくらい小さいサイズで,
袖丈がやや短いものでした.
しかもNOSだったので,水を入れると縮むことが予測されたため,
さらに袖丈が短くなりチンチクリンになることが懸念され見送りました.
今回のものは袖丈の長さも十分で,前回見送って正解だったと思います.
モールスキンジャケットの最近の動向
フレンチヴィンテージの代表格であるモールスキンジャケットは,
近年,減少傾向にあり,海外でもその価格は上がってきているとのことです.
しかも,日本でユーロヴィンテージの人気が増してきていますし,
【アニ散歩】でとり上げられていたりするので,日本での人気はますます高まっていくことでしょう.
ただ,まだこのあたりは買い付けすることができるといっていたので,
若干の猶予はありそうです.
参考までですが,今回僕が購入した価格は27000円でした.
ヴィンテージの値付けって難しいところですが,きっと東京だともっと高値なんでしょうね.
もちろん大須でも高いところは高いですが・・・.
【アニ散歩】は影響が大きすぎるので,
【アニ散歩】よりも先に掘ることを最近は目標にしています.