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【大人のダッフル】ビームス別注《INVERTERE(インバーティア)》のダッフルコート

今年の一着目

今年の一着目は《BEAMS》が《INVERTERE》に別注をかけた

ダッフルコートになります.

《INVERTERE(インバーティア)》といえば

イギリスの老舗ブランドですが

エルメスのダッフルコートを作っていたことで有名ですよね.

 

そのエルメスのダッフルコートを着用していたことで有名な方といえば

藤原ヒロシ氏でしょう.

出典:ILLMINATE blog

 

ちなみに

僕はヴィンテージのインバーディアのスエードブルゾンを所有しているのですが

これが「超」が付くほどお気に入り!!

このブルゾン,デザイン・サイズ・コンディションともに納得の一着で

とにかくカッコいいんです!

ヘビロテしたい気分もありますが,

同じものを手に入れることは極めて困難だと思うのでここぞというときに着ています.

 

 

話をダッフルコートに戻したいと思います.

 

 

《インバーティア》のダッフルコートは数年前から気になっていたのですが,

そのきっかけを作ったのは間違いなく【西の爆買い王】の影響です.

 

爆買い王はいち早く《Joshua Ellis(ジョシュア エリス)》のウールを使用したダッフルコートを手に入れていましたから.

 

やはり高級なものや価値あるものに敏感な爆買い王の感性には

毎回感心します.

 

いつかは買おうと思っていた《ジョシュア エリス》の生地を使用した

《インバーティア》のダッフルコートなのですが,

物価高騰で年々その値段が上がっていくものですから

これ以上先延ばしにするのは得策ではないと判断し今回購入に至りました.

 

別注品か否か

今回購入するにあたり検討したのが

セレクトショップ(ビームスとアローズ)の別注品か

そうではない通常ラインのダッフルコートになります.

 

在庫の関係よりアローズの方は早々に完売した模様なので

別注品はビームス一択となりました.

 

別注モデルと通常モデルの違いはサイズにあります.

僕の調べでは最も異なるのは着丈の長さになります.

 

表記サイズUK38を例にとってみると

ビームス別注は102cmであるのに対して通常モデルは95cmと

約7cmもの違いがあります.

 

コートの着丈で7cm異なるのは大きな違いで

100cmを超えてくるビームス別注は膝くらいの丈になるのに対して

通常モデルは膝上丈となります.

 

以前の僕であれば

よりスポーティーな印象を与えてくれる膝上丈を選んでいたと思うのですが,

中年のおっさんになったこともあり今の僕は完全に膝上よりも膝丈の気分.

 

 

それに身幅もフラットに置いた状態で3cmくらい別注の方が広めに作られています.

 

コートって中に着込むことを想定しているからタイトに着るよりも

たっぷりとしたサイズ感で着る方がカッコ良いと思うんですよね.

 

 

これはわりとタイト目なフィッティングを好んできた20代の頃とは

大きく変わった意識かと思います.

 

 

フィッティングは人それぞれ好みがあるし,

当然着丈が膝上の方が好みという方もいらっしゃるかと思います.

 

なのでどちらが良いという結論は個人によって異なることでしょう.

 

 

最近のフィッティングの好みから

今回僕が惹かれたのがビームスの別注モデルというわけだったのです(一番の決め手は着丈の長さです).

 

 

悩ましい色選び

ビームスから展開されているカラーは

グレー,チャコールグレー,ブラック,ビキューナ,オレンジ,

タータングリーン,ロイヤルブルー,ネイビーと実に8色にあります.

 

エルメスの影響が強いからか

オレンジは早々に完売していました.

 

ただ僕はオレンジっていうキャラクターではないので

幸い完売していても問題なし.

 

迷ったカラーは

チャコールグレー,ブラック,ビキューナ,ネイビーの4色でした.

 

ダッフルコートって若者からお年寄りまで幅広い年齢層が着こなせる万能コートではありますが,

どちらかというとちょっと可愛らしいイメージがあると思うんですよね.

 

一昔前の僕だったらブラウン系統のビキューナを選んだと思うのですが,

ちょっと明るいイメージが強くなりすぎるかなぁという気持ちがあったので

チャコールグレー,ブラック,ネイビーの3択になりました.

 

最終的には

ダッフルコートではないのですがネイビーのコートは所有していますし,

ブラックはセーターの毛などが付くと目立つかなぁと思ったので

消去法的にチャコールグレーに落ち着きました.

 

サイズ問題

今回迷ったのがサイズ38と40でした.

結論から言うと172cm,58kgの僕で38を選びました.

 

38で中にジャケットを着込んだ状態で羽織っても窮屈さを感じないサイズ感でしたが,

正直40でも全然問題のないサイズ感でした.

 

40だとちょっと袖丈が長いかなって思うか思わないかくらいでした.

確かに肩幅も身幅は大きくなるのですが,

非常に柔らかいラムズウールを使用したコートなので

肩はきれいに落ちていましたし,

身幅も正直あまり気になりませんでした.

 

何が38の決め手になったかという明確な決め手はないのですが,

38でも程よいゆとりがあるサイズ感だったからといった感じでしょうか.

 

 

 

では購入したダッフルコートを見ていきたいと思います.

これぞダッフルコートといった定番の型です.

 

分かりにくいですがカラーはチャコールグレーになります.

色としてはかなり暗いグレーといった印象です.

 

袖と裾の関係から着丈の長さが伝わるかと思います.

 

首元にはチンストラップ.

フロントにはフラップ付きのパッチポケットが付きます.

 

フードとパッチポケット,それと後述するトグルといったディテールが

ダッフルコートの可愛らしいといったイメージをもたらせてくれますが,

意外とこの可愛らしさがおっさんにもマッチすると思います.

 

生地は前述の通り名門《Joshua Ellis》のラムズウール.

ヘリンボーン生地っていうのが特徴です.

裏地のつかない仕立てではありますが肉厚な生地を使用しています.

しかし持ってみると思っている以上に軽いという不思議なコート.

だまされたと思って是非手に取ってみてください.

見た目よりも本当に軽く感じると思います.

 

トグルにはリアルホーンを使用しており,高級感があります.

 

内側にはあまり使わないと思いますがポケットも実装しています.

 

おわりに

数年来購入しようと思っていた《インバーティア》のダッフルコートを

ようやく購入しました.

 

もともとゆったり目のつくりだと思いますが

サイズ感はほどよくゆったりしたものを選べば

多少フィッティングの好みが変わっても間違いないと思います.

 

オーバーコートなのでタイト目なフィッティングは避けた方が個人的には無難かと思います.

 

高い買い物ではありますが,大切に着ていけば

間違いなく一生モノといえるコートだと思います.

 

ビームス別注モデルは執筆時にはカラー・サイズともかなり在庫僅少です.

また,一部,セールを行っているショップもあるみたいなので

興味がある方は是非早めにチェックしてみてください.

 

 

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