大きいサイズはあるけど・・・
とにかく見つからないサイズ36くらいのヴィンテージカバーオール．
古着屋の店主がアメリカに買い付けに行くたびに
36くらいのカバーオールは見つかったかどうかを尋ねるのですが，
ブランドに関わらず見つからないとの返答が常．
懇意にしている古着屋で購入した
サイズ36くらいのストアブランドのカバーオールを所有しているのですが，
最近は比較的年代の新しいストアブランドですら，
小さめサイズのカバーオールは見かけません．
ましてや王道ブランドであるの《Lee》や
《大手ストアブランド》の古くて小さいカバーオールなんて
この目で，生で確認したことすらありません．
東京だと初売りとかイベントとかで稀に出ているみたいですが，
買えるかどうかも分からないのにわざわざ行けませんしね・・・．
正直，もう小さいサイズのカバーオールを手に入れることは諦めていました．
ところが，まだ出てくるものです，古いサイズ36の《Lee》のカバーオールが！！！
Leeの91Jはずっと欲しかった一着なのですが，
僕はロングLボタン仕様にこだわって探していました．
ロングLであれば年代は問わないという条件で探していたのですが，
今回のカバーオールはなんとハウスマークのタグがつくという
うれしいおまけ付き！！
お陰で一発値段が跳ね上がりましたが，
もう今後は《サイズ36＋ロングL＋ハウスマーク》の組み合わせを
入手することはほぼ不可能だろうと判断したので，
即決購入しました．
ハウスマーク・ロングLのカバーオール
タグ
ハウスマークタグ．
《Lee》の『e』が斜めになっている
通称「斜めe，転がりe」とよばれるものになります．
後年モデルになると，
下の画像に示すように『e』が斜めでなくなります．
画像出典：クラシコブログ
ピスネーム
左胸ポケットにピスネームがつきます．
通常，ピスネームはハウスマークタグの『e』の文字が『転がりe』から
『通常e』になった頃からつくようになるとされているようです．
よって，この個体は『転がりe』と『通常e』の切り替えの時期の頃に相当すると思われます．
1940年代後半につくられたカバーオールかと．
ボタン
『L』の下部分が長いロングLボタンです．
全体像
まずまず色の残っている上に，
目立ったダメージもないコンディション上々の一着です．
懐中時計用のポケット．
胸ポケットはスナップボタン式です．
スナップボタンの留め外しは硬くなっているので，
使用しない方がよさそうです．
外れないからといって力を入れて外すと，
生地が破れてしまう恐れがありますから．
主要部分の縫製はトリプルステッチになります．
腰回りのポケットですが，
やや斜めに縫い付けられています．
袖口のポケットは3つ．
ポケットの中にはユニオンチケット．
着画はインスタグラムにポストしようと思いますが，
長年探し求めてきた36サイズは間違いなかったです．
グレーのスラックスをあわせてカバーオールのラギッド感と
おわりに
ずっと求めていたロングLのLeeのカバーオール《91J》を
ついに手に入れることができました！
しかも，うれしいことに《ハウスマーク》で！！
これでカバーオール探しは終わり！
といきたいところですが，
マイサイズのストアブランド物の古いやつや
チンスト付き・・・なんかがでてきたら
間違いなく買うでしょう．
