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【Vintage】1960’s《リーバイス ビッグE 70505-0317》ブランケット付きデニムジャケット【4th】

濃紺の4thをゲット

価格の高騰が止まないリーバイスのヴィンテージデニムジャケット・・・.

気が付けば4thのビッグEですら濃紺だと一昔前の3rdの価格帯に突入しています.濃紺70505ビッグEが1万円台で買えたのに・・・.

真っ紺70505-0217ビッグEを手放したことは若干後悔しています.

その後悔を打破すべく濃紺の70505(4th)のBIG Eを比較的良心的な価格で見つけたのでゲットしました.

濃紺のヴィンテージリーバイスは余程馬鹿げた価格設定でない限り,遅かれ早かれ必ず売れるので見つけ次第確保するようにしなければなりません.

今の現状を見ると次に同じような個体に出会ったときにはもっと価格が上がっていることも少なくないですから.

557XX(サード)の記事はこちらからどうぞ.

 

前置きが長くなりましたが,今回ゲットした70505ビッグEを年代を推定しつつ見ていきたいと思います.

 

ブランケット付きの70505

パッチ

パッチは割れてしまい40%くらい欠損していますが,品番とサイズは読み取ることができます.

品番は70505-0317となります.

ブランケットが付かないモデルの品番は70505-0217となり,ブランケット付きと区別されます.

表記サイズは40です.ブランケット付きモデルはブランケットの分だけ厚みが増すので体感的には38程度くらいに感じられます.

 

サードのブランケット付きモデル《559》との簡便な区別方法としてはパッチの大きさになります.

サードモデルの紙パッチは下の画像のように70505よりも大きいです(ダブルネーム~最初期70505の紙パッチはサードと同様に大きいですけど).

今回のパッチは小さいのでたとえパッチが欠損していたとしても,パッチを縫い付けていたステッチの大きさから70505と断定することができます.

 

全体像

ご覧の通り真っ紺々の極上コンディションです.

フラップ付きの胸ポケットのデザインはサードから引き継がれています.

ステッチはオールオレンジです.

袖と着丈のバランスをみると着丈が短めであることがわかります.

このあたりはサードモデルに非常に似ており,後年の70505の身幅が細くなり着丈が長くなるモデルとは異なります.

 

胸ポケット

左の胸ポケットには赤タブが付き,《BIG-E》であることがわかります.《V》の文字が左右で太さが異なる「不均等V」です.

フラップをめくってみると・・・

補強のためのカンヌキ(バータック)の色はオレンジです.

ポケットの入り口部分に横一直線に入るステッチの色はネイビーです.70505の初期モデルだとこの部分はサード同様2本のオレンジもしくはイエローステッチとなります.

参考画像になりますが僕のサードだとポケットの入り口のステッチの色が紺色ではなく2本のイエローステッチになっていることがわかります.

 

このステッチの色が70505の年代判別には重要で,~1967年頃まではカンヌキ・入口のステッチの色がオレンジまたはイエロー,1967年頃~カンヌキ,入り口のステッチの色がネイビーとされています.

この個体のステッチはカンヌキがオレンジで,ポケット入口部分はネイビーと新旧双方のディテールを兼ね備えています.

よって製造年は1967~68年と推定しています.

 

ボタン裏の刻印

ボタン裏の刻印はダブルネーム・最初期モデルとそれ以降のモデルとを区別するのに重要となってきます.

ダブルネーム・最初期モデルはアルファベット一文字の刻印(EとかO)ですが,それ以降は3桁の数字になります.

今回の個体は1967~68年製造(推定)となり最初期モデルではないなので,もちろん3桁の数字となります.

524です.501の赤耳でよくみられるエルパソ工場製を意味する524と関連があるかどうかは分かりません.

 

ボタン

すべてボタンは同じで,防縮デニムを用いている証である銅褐色のボタンが用いられています.

 

ブランケット

ブランケットも年代判別の材料にはなりますが,BIG Eに関しては同じブランケットが使用されているので年代判別には役に立ちません.

ブランケットといえばもちろん《TROY》ですね.

 

リーバイス70505 年代判別のまとめ

1966年→ダブルネーム,パッチの大きい70505

1967年→パッチが小さくなる,フラップポケット裏のカンヌキのステッチがイエローまたはオレンジ,ポケット入口のステッチが2本でオレンジまたはイエロー

1967~68年頃→新旧のステッチが混在

1968年→カンヌキのステッチがネイビー,入り口のステッチが1本かつネイビー

1969~70年頃→ケアタグが付く

1973年~→スモールe

といった感じでしょうか.間違っていたらすみません.

 

着用感

ウールライナーが付く分,表記サイズよりワンサイズ下のサイズ感です.また分厚くなる分,着膨れします.

スタイリッシュに着るならブランケットのつかない70505-0217かな.

まっ,防寒性は増すのでこれはこれでアリです.

おわりに

ブランケット付きの4th《70505-0317》を手に入れました.

ヴィンテージリーバイスは状態にこだわって可能な限り今後も引き続き集めていきたいと思います.

そしてもちろん他のデニムアイテムも・・・.

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