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《FREEWHEELERS(フリーホイーラーズ)》の定番《BRAKEMAN COAT》を購入

FREEWHEELERS

アメカジ好きであれば耳にしたことのあるブランド《フリーホイーラーズ(以下フリホ)》.アメリカの古き良き時代の名作の洋服を独自のアレンジを加えて創作するファッションブランドとして知られています.

膨大なヴィンテージウェアを所有する同ブランドが生み出す洋服はヴィンテージ古着好きでも納得のブランドで,僕はサーマルを愛用しています.

 

今回購入した《ブレ―キマンコート》はフリホを代表するアイテムで,フリホといえば《ブレーキマン》といっても過言ではないと僕は思っています.

《フリホ》の《ブレーキマン》はインスタグラムでポストしている方は多いのですがサイズ感などを書かれた個人のブログ記事はほとんど見かけないので記事にしてみました.

 

ブレーキマンコート

《ブレーキマンコート》はホースハイドを使用したワークコートになります.ワークコートというよりカーコートといったほうがしっくりと来るかと思います.

モチーフとなっているのは1920年代に作られたレザーのハーフコートになります.《ブレーキマン=機関車のブレーキ担当》と名付けられたこのレザージャケットに似た洋服を当時のアメリカ人労働者が着用していたと考えるだけでヴィンテージウェア好きの僕はワクワクしてきます.

 

ジワリと値上がりを続けるレザーアイテム

実は今回購入した《ブレーキマンコート》は2018年のもの.なので3年前のものになります.フリホの定番アイテムなので大体毎年リリースされているわけですが,原料費の高騰のため年々その価格が徐々に上昇しています.

2018年から2019年のタイミングでは5,000円値上げとなっていますし,2018年の販売価格は税込253,000円であるのに対して,今年(2021年)の販売価格は税込269,500円です.たった3年で税込で16,500円もの値上げになっています.

もっと前に購入しておけばよかった・・・と今となっては悔やまれるのですが仕方がありませんね.フリホに限らず,どこのブランドも同じの様でレザーアイテムは年々上昇傾向にあるので気になる方ははやめに押さえておいた方がよいでしょう.

ただ,ヴィンテージ古着とは異なり,セコハンのアイテムとしてヤフオク!といったオークションやメルカリ,ラクマといったフリマアプリ,セカストなどの中古衣料を取り扱うショップでも多数見つけることができるので,古着慣れしているのであればお買い得に購入できるかもしれません.



 

随分と前置きが長くなってしまいましたが僕が購入した《ブレーキマンコート》をみていきましょう!

 

レザー

革はホースハイド(馬革)を使用しており手作業で仕上げられているそうです.タンナーは公表されていないようですが,新喜皮革ですかね.カラーはブラック(ルードブラック)で革の着色は下地が茶色ではないため着込むことで表面が剥げてもブラックのままです.

レザーなので一点一点表情が異なりますが,このコートの胸部のシボ感がたまらなくカッコいいです.

レザーはかなりしなやかで柔らかく,最初からストレスなく着用できる方だと思います.

 

ライニング

ブラウンのコットンウールを使用しています.保温性は高そうです.

うまく撮影できなかったので画像は割愛しますが,袖部分にはコットンフランネルの生地,内ポケットの中にはインディゴウォバッシュの生地が使用されています.

袖の内側にはリブが付いています.このリブに関しては好き嫌いが分かれる部分だと思います.事実,僕はリブじゃない方が好みです.でも試着した時のシルエットがたまらなくカッコよくてリブの有無なんてどうでもいいと思いました.それほどカッコいいってことです.

 

全体像

袖と丈の位置関係からわかるように着丈は短な設定なので,背丈が平均的な僕(172cm)にとってはバランスがとりやすいです.

わかりにくいですがシルエットは若干のAラインです.以前紹介したリアルマッコイズ(ジョーマッコイ)は土管のようなシルエットです.土管のようなストレートシルエットも悪くありませんが,着用した際のシルエットはブレーキマンに軍配が上がります.

フロントが波打つような独特のカッティングです.

フラップなしの両玉縁ポケットが3つ配置されています.

背面は背中心で2枚の革が縫製されています.「T字」に革が縫製され,3枚の革が合わさって背中を構成することも多いのですが,こちらは2枚の革からなるので贅沢な仕様ですね.

またストラップやアジャスターボタンといったディテールが配されないシンプルなデザインです.

ディテール

チンストラップ

靴ベラのような形をしたチンスト.使用することはないと思うけど,チンストが付いているとなんだかうれしくなります.

 

ボタン

ボタンは樹脂製ですかね.小振りなので留めやすいです.

リアルマッコイズ(ジョーマッコイ)は水牛ボタンでこれよりも大きいからとにかくはじめは留めにくいです.

 

着用に際して袖口のボタンを外す必要性はまったくありませんので装飾的な意味合いですね.

 

ベンチレーション

両脇部分にはベンチレーション(通気口)がつきます.熱がこもり易いだけに蒸れにくくするための工夫はうれしいです.

 

タグ

1930年代頃のカーコートによく見かける黒ベースに黄色の文字での刺繍が入るタグが採用されています.このタグにも僕は惹かれます.

 

サイズ

サイズ感は次回着画を交えて記事にしたいと思います.参考までに簡単に記載しますが172㎝,58kgでアンダーシャツの上から長袖のシャツを着て「36」でちょうどです.また長袖シャツの上に薄手のニットなら着用しても問題なさそうなサイズ感です.スウェットシャツを着ても着れないことはないと思いますがキツイです.

 

おわりに

《FREEWHEELERS》の《BRAKEMAN COAT》を購入しました.いくつかカーコートは着てきましたが,《フリホ》の《ブレーキマン》が今までで一番僕には合う気がします.

次回は着画を載せようと思うのでサイズ感の参考となれば幸いです.

 



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