遂に手に入れた《Lee(リー)》の《91B》
《Lee》のデニムジャケットといえばカバーオールである《91-J》や見かけることのほとんどない《191-J》,そして今回紹介する《91-B》が挙げられると思います.
《191-J》はいつか拝むことができれば位良いレベルとして,《91-J》はいつか手に入れたいと思っているのですが,年代・サイズ・コンディション・値段の4拍子揃った個体に未だ出会えず.
そんな折,抜群コンディションの《91-B》に出会いました.しかもサイズがマイサイズとなればもう逝くしかないです.
では早速みていきましょう.
タグ
タグからは60年代前半~中頃と推測できます.
タグの変遷としては50年代が文字が斜体,60年代はじめが三角タグ,そして今回のタグとなります.その後レジスターマーク(®)がつくようになり,さらにその後には《M.R.》が入るようになります.70年代からはシンプルなタグになりモデル名である《91-B》やサイズは記載されなくなります.
今回,特筆すべき点はサイズです.カバーオール然りショート丈のデニムジャケットである91-Bでサイズ「36」というのは滅多に見かけません.
今までも見つかっても僕には大きなサイズばかりでしたから.
全体像
真っ紺です.襟に多少の色落ちはありますが,「言うこと無し!」のコンディションでしょう.
ディテール
ピスネーム
レジスターマークのみです.
胸元のジッパー
《菱形TALON》と呼ばれるジッパーです.この後の年代だと《涙タロン》と呼ばれるジッパーになります.
フロントジッパー
《棒タロン》です.年代があたらしくなると引手が大きい扇型のタロンジッパーになります.
ユニオンチケット
ポケットの中にはユニオンチケットが縫い付けられています.
袖ボタン
ステッチ
トリプルステッチ.
《91B》のすごいところ
Leeの名作の一つである《91B》はショート丈のデニムジャケットとして様々なブランドに大きな影響を与えています.当時,《DUBBLEWARE》などのワークウェアブランドからこの《91-B》のデザインを模したデニムジャケットが販売されていますから.
それだけこの《Lee》のジャケットの完成度が高く影響力がすごかったといえますね.
Gジャンも良いですけど,デニムのワークジャケットもコーディネートに取り入れやすく良いですね!
おわりに
《Lee》の名作デニムジャケット《91-B》を手に入れました.比較的初期の《91-B》を抜群の状態で入手することができ満足です.また秋になったら着画を載せようと思います.