古着屋巡りから2週間
古着屋の入荷日にはアイテムがガツンと入荷しますが,どのショップも入荷日に王道アイテムを中心に物量がグッと減ってしまうというもの.よって,その後も少しずつではありますがアイテムの補充がなされ,入荷日にはお目にかかることができなかったアイテムに出会えることも少なくありません.
ブログ仲間であり,古着屋巡り仲間であるマサゴニア氏と入荷日から2週経過したヴィンテージショップに再び訪れました.
気になるアイテム「カバーオール」
僕が最近気になっているアイテムは《カバーオール》.やはり暖かくなってきた今,軽く羽織ることができるアイテムが欲しくなります.
カバーオールといえば入荷日に《USMC P-47 HBT Jacket》を購入しておりますが,それとは別に王道のデニム生地を使用したものも欲しいんです.
とにかく小さいサイズがない!
悲しいかな,ヴィンテージのカバーオールはとにかく小さなサイズが見つからない!
僕の場合,USサイズ36くらいが丁度良いのですが36サイズはなかなか見つかりません.身長が高ければ40とかでも良いかもしれませんが,170㎝台前半の僕の場合着丈が長くなりすぎてしまうので,やはり36くらいでないといけません.
マサゴニア氏と合流する前に,ひとりでいくつか古着屋をまわっていたのですが,魅力的なカバーオールがあるもののどれもサイズオーバーという結果でした.
再訪で出会ってしまうわけです
そして入荷日から2週間経過したいつもお世話になっているショップを再訪.そこで出会ってしまうわけです,ドンピシャサイズのカバーオールに.痒いところに届くショップで困ってしまいます(笑).
一旦冷静になる時間を設けつつも,ショップのオーナーや合流したサゴニア氏からも薦められたらもう買うしかありません.結局はお買い上げです.
前置きが長くなりましたが,今回購入したカバーオールを見ていきましょう.
色落ちした雰囲気のあるカバーオール
実物はもう少し色が薄めですが,特筆すべきダメージもなく状態は悪くありません.
推定1960年代頃のものかと思われます.本当は1940年代とかもっと古いものに越したことがないのですが,そんなカバーオールは如何せんなかなか見つからないのと,何よりマイサイズとなると果たして見つかるかどうか・・・.
カバーオールではお決まりのトリプルステッチ.
袖ボタンは一つと簡素なつくりです.
タグなどは欠損していたのでどこのブランドのカバーオールかは分かりかねますが,オーナー曰く「ボタンから推測するに《SEARS(シアーズ)》のもの」とのこと.「SEARSってことはHERCULESです(笑)」なんて冗談を交えながら楽しく買い物をさせてもらいました.
ポケットの皺の色落ちの雰囲気が良いっすね~.
胸ポケットの形状は左右でほぼ対称です.
左胸には内ポケットがつきます.内ポケットの縫い目のアタリが表面から確認できるのも良いですね~.
状態の良いヴィンテージアイテムを中心に集めている僕ですが,このカバーオールは色がある程度落ちていて,状態が良すぎないってのもお気に入りポイントの一つだったりします.
濃紺のジーンズと合わせても違和感なくマッチしてくれますし,カバーオールの色をここまで落とすのは結構大変なことだと思います.それにミントコンディションのものと比べるとお財布にも優しいですしね.
着こなしは?
ピエール・フルニエ氏のような着こなしを目指そうかなぁっと.
即ち,ワークアイテムとドレスアイテムをミックスしてコテコテのアメカジスタイルにならないように上品さを出せていけたら良いな~なんて思っています.
おわりに
《HERCULES》もとい,《SEARS》のものと思われるジャストサイズのカバーオールを手に入れました.Gジャンも良いけどカバーオールの良さに最近改めて気付いたので,しばらくはカバーオールの虜になりそうです.