今回最後の戦利品紹介
今回の《古着屋巡り》最後の戦利品紹介となります.
それは1940年代頃の【U.S.N】のデニムトラウザーズになります.今回の古着屋巡りの戦利品の中で一番の大物になります.
色々な種類があるU.S.NAVYのデニムパンツ
デッキ上での作業用パンツとして使用されていたアメリカ海軍のデニムパンツとされていますが,正直【U.S.NAVY】のデニムパンツには全然詳しくありません.
アウトサイドに縫い目がない『巻きパンツ』とよばれるものや,フレアシルエットものなどその種類はいくつかあります.
今回僕が手に入れたものはストレートシルエットのアウトサイドに縫い目があるタイプになります.今までいくつか見てきた中で一番僕の好みのモデルになります.
NOSです
今回入手した個体はNOS(NEW OLD STOCK)です.1940年代のリーバイスのデニムパンツだったらとんでもないお値段になりますが,こちらは501の66前期のデッドストックの1/3以下ですかね.
1940年代のデニムがこんな状態でまだ見つかるなんてすごいことですよね.
水通しでなくなってしまうことが多いタグもご覧の通りきれいに残っています.
ライトオンスの極太シルエットが特徴
このデニムトラウザーズの特徴は比較的オンスの低い薄目のデニム生地を使用していることと,極太のストレートシルエットになります.
ご覧のように極太シルエットです.だけどウエストジャストで穿くと結構カッコよく穿けそうです.着画は次回掲載しようと思います.
ディテール
全体像に続き,ディテールをみていきたいと思います.
生地
ライトオンスでムラのあるデニム生地です.織りムラがある生地は色落ちが非常に楽しみですよね.
バックポケット
フラップのないパッチポケットになります.
ポケットの底部分はラウンドしておらず,角ばっています.ラウンドしたタイプも見かけますが,年代による違いなのか,それとも納入メーカーによる違いなのか・・・詳しいことは分かりません.U.S.Nに詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください.
フロントポケット
デザイン的にはベイカーパンツに似ています.分かりにくいですがポケットの形に沿って縫い目があり,色が落ちていくうちにアタリがついてきそうです.
ポケット取り出し口は斜めの切ポケット.チラッとしか写っていませんが,ベルトループは細いです.
ステンシル
アーミー物にはステンシルが入ることが少なくありません.このデニムパンツの内側を見てみると,ステンシルが入っていました.
『NAKAGAWA』とステンシルが入っています.『中川』??.ステンシルの意味が分かる方がいらっしゃいましたら教えてください.
フロントボタン
このパンツのお気に入りポイントになります.
樹脂製のものではなく,初期の頃に使われていたとされている黒ラッカーのドーナツメタルボタンになります.
樹脂製よりメタルボタンの方がなんとなくテンションが上がります.古いU.S.NAVYのデニムトラウザーズでもメタルボタンの方が圧倒的に見かける頻度が低いですからね.
穿くのがもったいないけど・・・
穿きます.えぇ穿きますとも.
太目のシルエットでライトオンスなので春から夏に使えそうだけど,冬にサブマリンコートなんかと合わせるのも良いですよねぇ,そもそもデッキジャケットもサブマリンコートも持ってないし,見つかりません・・・.見つけても高くて買えませんし・・・.
でもサブマリンコートもデニムトラウザーズもデザイン的にはミリタリー色がそれほど強いアイテムではないので,これらを合わせてもガチには見えないと思うんですよね.むしろものすごく雰囲気が出そう!!
おわりに
今回の古着屋巡りでゲットしたアメリカ海軍のヴィンテージデニムトラウザーズを紹介しました.結構高かったけど,かなり満足度が高いアイテムです.着画の記事は次回書く予定です.サイズ感や着用時の雰囲気が伝われば幸いです.