僕の所有するLEEのヴィンテージジーンズ
アメブロ時代に一度紹介しましたが,
こっちのブログでは紹介していなかったので
改めて僕が所有する唯一のLEEのヴィンテージジーンズを紹介します.
LEEのジーンズの歴史を簡単に・・・
デニムブランドとしての地位を確立しているリーですが,
もともとは食品加工会社だったんです.
そんな会社がワークウエアを作り始め,
世界を代表するデニムブランドになるわけですから人生何が起こるか本当にわかりませんね.
LEEのタグにみられるハウスマークは食品加工会社としての名残だとか….
またジッパーフライの5ポケットジーンズをはじめて作ったのもLEEです.
当初,ジーンズのシリーズ名はカウボーイ(COWBOY)でしたが,
1950年頃にライダース(RIDERS)と変更されています.
LEVIS(リーバイス)同様,LEEのジーンズも年代ごとにディテールが異なるため,その違いからある程度の年代を推測することが可能となっています.
僕自身,LEE自体に詳しくないので詳しくは正書に譲りたいと思います.
本当にLEEに関しては詳しくないので誤りがあったら訂正お願いします.
1960年代の【LEE 101ZY】
僕の所有しているものはサイド黒とかサイドブラックと呼ばれるもの.
内側のタグがサイドについているからそう呼ばれています.
センター黒はサイド黒の一世代まえで,1950年代中頃までで,センター黒の前はセンター赤と呼ばれるタグであることは有名な話.
では,サイド黒タグをもう少しよく見ていきましょう.
たかがサイド黒,されどサイド黒.
サイド黒タグは10年くらい採用されていましたが,
その間に何度かマイナーチェンジしています.
僕の所有しているモノのサイド黒タグは上の写真に示すとおりで,
LEEの横に【® M.R.】と記載されています.
さらにウエストのサイズ表記があります.
初期のサイド黒だと® M.R.やサイズ表記は入りません.
1960年代中ごろに®マークとサイズ表記が入るようになります.
その後,M.R.の表記が入るようになります.
®マークだけのときは「MADE IN U.S.A.」
® M.R.になると「UNION MADE IN U.S.A.」となるかと.
間違っていたら訂正お願いします.
なのでサイド黒タグだけで1960年代後半のものであると推測されます.
続いてフラッシャーをみていきたいと思います.
言い忘れていましたが,フラッシャー付きのNOS(デッドストック)です.
古いものなのでフラッシャーはところどころ破れていますが,ちゃんとくっついています.
フラッシャーの下の方に【101-Z】と書かれています.
1970年頃に【101】は【200】へとなるのですが,
【200】となった直後のモノのフラッシャーには
フラッシャーの在庫処理のためか【200】なのに【101】とかかれたフラッシャーが使われています.
時々,知ってか知らずか【200】なのに【101】として販売されていることがあるので注意が必要です.
もちろん【101】と【200】を見分ける方法はあります.
<見分け方 その①>
パッチには紙タグが付属しています.
上の写真には撮影した角度の関係から紙タグは写っていませんが,
下の写真にサイド黒タグを隠すように写っているのが紙タグです.
この紙タグにはサイズとモデル名(101ZY)が書かれており,
この個体が【101】であることが分かります.
嫁氏には到底理解されませんが,オレンジとイエローの2色使いのステッチに萌えます.
つい,なんで2色なんだろうとか考えてしまいます.
話が脱線しました・・・.
<見分け方 その②>
NOSでも紙タグは取れてしまうことが多々あります.
バブアーにしても紙タグじゃなくてもっと丈夫なタグをつければいいのに…
そんな時はバックポケットの中をのぞきます.
白い当て布が縫い付けられていたら【101】です.
【101】と【200】の見分け方は「当て布があるかないか」の方が簡便かつ有名ですね.
フラッシャーの次はピスネームをみてみましょう.
1960年代の終わり頃からピスネームに【® M.R.】と入るようになります.
これは®のみなので1960年代後半だけど後半の中では新しい方なんじゃないかと信じています.
でも,生産体制がきちんとしているとは思えないのでわかりません.
ただ1960年代後半ってことだけはあっているでしょう.
リーバイスでいうとダブルネーム~ビッグEの年代と同じくらいです.
長くなったので,つづきは後編にまわしたいと思います.